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重要な経済指標とは(5)GDPとは
2017/09/07

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概要

●GDPとはGross Domestic Product(国内総生産)のことであり、1年間に国内で生産された最終財(モノ)とサービスの付加価値の合計のことです。言い換えると、経済活動による付加価値、すなわち儲け(利益)の合計を表します。
●経済指標としてGDPが注目されるのは、経済成⻑とは経済規模が大きくなることであり、経済規模はGDP額のことで、GDPがどのくらい伸びているかが経済成⻑率に他ならないからです。




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GDPとは

・GDP(【国内】総生産)とは、国内で生産された最終財(モノ)やサービスの付加価値の合計のことです。国内の付加価値合計のため、例えば⽇本企業の海外⽀店が生産したモノやサービスは含まれません。

・GDPは、概念的に生産⾯、⽀出⾯、分配⾯の3つの側⾯が存在し、これらは原則として⼀致するものであり、「三⾯等価」と呼ばれます。

①生産⾯のGDPとは、国内におけるモノやサービスの産出額の合計から、産出のために使用した原材料の中間投⼊を引いたものです。

  生産⾯のGDP=産出額-中間投⼊

②⽀出⾯でのGDPとは、産出されたモノやサービスが、どのような形で最終的に使用されたかを⾒たものです。

  ⽀出⾯のGDP=最終消費⽀出+総資本形成(在庫品増加+総固定資本形成)+輸出-輸⼊

③分配⾯のGDPとは、付加価値が生産活動への貢献に応じて、どのように所得として分配されたかを⾒るものです。

  分配⾯のGDP=雇用者報酬+固定資本減耗+生産・輸⼊品に課される税-補助⾦+営業余剰・混合所得(個人企業分)

GDP成⻑率

・GDPは、名目GDPと実質GDPと2通りの表示があります。名目GDPは、実際に市場で取引されている価格で計算された値です。⼀方、実質GDPは物価の上昇・下落の影響を取り除いた値です。

  実質GDP=名目GDP÷GDPデフレーター(物価指数)

・名目値では、インフレ・デフレによる物価変動の影響を受けるため、経済成⻑率を⾒るときには、これらの要因を取り除いた実質値で⾒ることが多いです。

  実質GDP成⻑率=名目GDP成⻑率-物価上昇率

・世界全体および主要な地域のGDP成⻑率の推移を表したのが以下のグラフです。1980年代から1990年頃にかけて、⽇本はバブル景気のため相対的に⾼い成⻑率でしたが、最近は低成⻑となっています。2000年以降では、新興国の成⻑率が際⽴っています。2008年のリーマンショックで先進国が軒並みマイナス成⻑に陥ったときにも、新興国はプラスの成⻑を維持しました。

今後の⾒通し

IMF(国際通貨基⾦)が2017年7⽉に発表した世界経済⾒通しによると、世界経済の成⻑率は2017年は3.5%、2018年は3.6%と堅調に推移する⾒通しです。先進国は2017年から2018年にかけて2.0%成⻑から1.9%成⻑に鈍化する⾒通しです。⼀方新興国は、同じ期間で4.6%から4.8%に成⻑が加速する⾒通しであり、これまでどおり世界経済のけん引役となる⾒通しです。



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