ピクテ・バリュー宣言 | ピクテ投信投資顧問株式会社

ピクテ・バリュー宣言

2017年6月

「ピクテ・バリュー宣言」の公表について

ピクテ投信投資顧問株式会社は、2017年3月に金融庁により公表された「顧客本位の業務運営に関する原則」の7つの趣旨全てに賛同し、採択することを表明いたします。ピクテは、高度な専門性と職業倫理を有し、誠実・公正に業務を行うことで、投資家の皆さまに最善の利益を提供することを目指します。

今般の採択にあたり、2014年に表明した『4つの宣言』を見直し、『ピクテ・バリュー宣言』を公表し、アクションプランを策定いたしました。アクションプランは経営陣が主導して実行し、取締役会に定期的に報告を行います。また、その取り組み状況を定期的に公表してまいります。

 

Message

ピクテが日本で目指すもの
そしてピクテ・バリュー宣言

 

ピクテは、世界の投資家からの信頼を獲得することで、独立系運用会社として200年以上資産管理・運用業務を行ってまいりました。今回、金融庁により公表された「顧客本位の業務運営に関する原則」に、我々がどう取り組むべきか、経営を預かる者として、現在の投資信託業務を再考する良い機会となりました。

信頼を高めて、投資家の皆さまに投資信託の魅力を理解していただくには、適切なリスクに見合った、適切なリターンを享受していただくことが必要です。バランス運用による分散投資も、株式投信への長期積立投資も、資産分散を行うか時間分散を行うかという違いで、適切なリスクに見合った適切なリターンを享受する手法の一つに過ぎません。

しかし世界的に金利が大きく低下し、経済の潜在成長力が鈍化している現在の投資環境においては、我々運用会社が提供する運用手法とそのアドバイス能力を相当高度化しないかぎり、投資家の期待に応えられないと強く感じています。

『日本の個人投資家が、適切なリスクに見合った適切なリターンを享受できるようにする』。そのためには、ピクテ投信投資顧問もある程度痛みを伴った改革が必要、と思うにいたりました。後押ししてくれたのは、私の上司であるピクテのパートナーです。 彼は『投資家の皆さまからの信頼が、すべてだ』とアドバイスしてくれました。

2000年にピクテに入社後2011年から日本法人の代表となっていますが、私はピクテという組織を深く尊敬しています。スイス・ジュネーブの本社のみならず、世界中のピクテに、等しく「顧客のために正しいことを、誠実に、かつ謙虚に行う」というカルチャーが息づいているからです。ピクテは、日本では江戸時代にあたる1805年に設立されました。以来200年以上にわたって、欧州の投資家と一緒に『安心して資産管理運用業務を託される仕組み』を培ってきました。この託される仕組みは『顧客本位主義』以外の何物でもありません。

顧客本位の資産管理・運用業務を実行するため、ピクテ・グループの組織構造・経営手法は非常に特徴的なものとなっています。例えば、

  1. 選ばれたパートナー*1が、オーナーとして、共に経営を行っています。
  2. 株式公開会社ではないため、短期的な利益の追求を気にする必要はありません。
  3. パートナーの平均在任期間は約20年、このため経営も長期的視点です。
  4. この考え方は、日本法人のピクテ投信投資顧問にも踏襲されています。日本で業務を開始して今年で36年目になりますが、歴代の社長は私を含め4名のみです。
  5. 顧客と利益相反の可能性がある投資銀行業務は行っておらず、資産管理・運用業務に特化しています。
  6. 特定の企業グループの傘下ではなく、独立した資産管理・運用機関です。
  7. ピクテの収入の大部分は、お客さまからお預かりした資産の資産・管理運用収入です。顧客の資産運用パフォーマンスとピクテの収入は、直接連動する利益共存体制となっています。
  8. 以上から、顧客の資産運用が最善になることがピクテの将来につながっています。

*1パートナーとはピクテの共同経営者。ピクテはパートナーシップという2人以上の人間が出資した共同企業形態で経営が行われています。日本では合資会社,合名会社がこの形態に近い企業形態です。

「ピクテ・バリュー」とは

ここでピクテ・バリュー宣言のもととなった、「ピクテ・バリュー」について説明させてください。

この行動原則はピクテの創業の地、スイス・ジュネーブで長年かけて育まれてきました。ジュネーブは、カルバンによる宗教改革の地です。彼は強い道徳観や正義感から、市民に勤勉,自己鍛錬や使命感を特色とする、プロテスタントの職業倫理を植え付けました。ピクテの企業文化は、このカルバンの影響を大きく受けています。

ピクテ・バリューは以下の4つの行動原則によって構成されています。

  1. Integrity (誠実): 顧客に対して誠実・公正に業務を行う
  2. Respect (敬意): 敬意の念をもって顧客を大切にする
  3. Excellence (卓越): 卓越した能力で顧客に最高品質のサービスを提供する
  4. Independence(独立): 正しいことを行うために独立性と自主性をもつ

この原則によって、ピクテは世界の投資家から信頼を獲得し、今では欧州最大級の独立系運用会社として資産運用業務を行っています。これは『顧客からの長期的な信頼を獲得することで、自らも成長することが出来るという自負』、ピクテ・グループの社員全体に深く根付いた行動原則となっています。

このピクテ・バリューの精神を、ピクテ投信投資顧問の全員に更に深く浸透させることで、皆様の資産運用に貢献できるよう全力を傾ける所存です。

ピクテ投信投資顧問株式会社
代表取締役社長
萩野琢英

ピクテ・バリュー宣言 ~ピクテが日本で目指すもの~

ピクテ投信投資顧問株式会社は、ピクテ・バリューの精神を徹底し、日本の投資家の皆さまに、最善の資産運用サービスを提供する『Best Quality Investment House(最高品質の投資会社)』になることを目指します。

ピクテ・バリューとは、『顧客に誠実に、敬意の念をもって対応する。その上で卓越した能力で常に最高品質のサービスを提供できるよう自分自身を磨き、時には上司や顧客に対しても、意見具申できる自主性を有するようにしなければならない。さもなければ、顧客に最善の利益を提供することは出来ない』という考え方です。

これからの時代、最善の資産運用サービスをお客さまに提供するためには、顧客本位であるばかりで無く、高度な運用力とアドバイザリー能力が不可欠です。そのために我々は、以下の6つのアクションプランを実行します。

6つのアクションプラン

1. 日本で、日本の投資家のための資産運用能力を強化します

  • 『日本の投資家のための資産運用』のカルチャーを強化いたします。
  • ピクテ・グループの全面的協力のもと、資産運用能力と人材の強化・育成を図ります。
  • アクティブの運用力を強化し、多様化された資産運用サービスの提供を目指します。
  • トータル・リターン運用*2の提供を目指します。
  • 最先端のアセット・アロケーション運用の提供を目指します。

*2:市場の影響を低減した絶対収益型運用

2. グループと連携して、卓越した商品を提供します

  • 商品開発部門の体制を更に強化し、運用商品の質を継続的に向上させます。
  • 『自分が投資したいか?』『どなたに投資していただきたいか?』という基準で運用商品開発・提供を行う企業カルチャーを更に徹底いたします。
  • 『たとえ説明が難しくても』、海外の富裕層が投資しているような本格的リスク分散型運用商品を、日本に普及させることを目指します。

3. 適切な運用報酬の実現を目指します

  • 投資家のネットリターン(コスト控除後の投資収益率)を重視し、期待収益率とリスク水準、ならびに商品特性を考慮して、投資信託の適切な運用報酬水準を設定いたします。
  • インターネット専用の、(販売手数料のない)ノーロード・低コスト投資信託である「iTrust事業」を推進いたします。

4. 最高水準の情報と資料を提供します

  • 運用分析部門と情報発信部門を更に強化し、専門家による、お客さまがより分かりやすい資料を提供できるようにいたします。
  • インターネットを経由した情報発信能力を高め、お客様に、よりタイムリーに、かつ多様な手法で情報を提供できるようにいたします。
  • 資料作成部門の能力を高め、より分かり易い投資信託の情報を提供できるようにいたします。
  • より多くのお客さまが参加できる、効果的な情報提供イベントを開催いたします。

5. 資産運用教育サービスを強化します

  • 業界最高品質の資産運用教育サービスを提供することを目指します。
  • インターネットを経由したオンライン教育システムを更に強化いたします。
  • 資産運用アドバイザリー部門を強化し、優秀な資産運用アドバイザーを育成することを目指します。

6. 長期投資に値する投資信託の運営を行います

  • 30年ファンド、30年以上運用する投資信託の育成を目指します。
  • ピクテ・グループと同様の、ファンド・マネジメント・コミティーを日本に設置し、投資信託のガバナンスを高めます。

以上

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