変わる時代に増す輝き


数年来の高値圏にある金(ゴールド)。 

今後の動きに注目が集まる中、
どのように向き合っていけば良いのか。 

変化の激しい時代の中にあって
「世界共通の通貨」として
その輝きを増す金の真価とは。





信用が形づくる貨幣価値


目覚しい発展を遂げてきた人類の原動力の一つが「貨幣」という概念、つまり、通貨の存在でした。かつては物々交換で成り立っていた経済活動は、貝や石といった物品貨幣を経て、中央銀行が発行する通貨へと発展してきました。
製造コスト自体は100円にも満たないと言われる10,000円札に10,000円の価値がある背景には、それを発行する中央銀行に対する私たちの信用があります。円や米ドルを発行している中央銀行に対する信用によって価値が支えてられている通貨ですが、19世紀から20世紀中頃にかけては「金(ゴールド)」がその価値を裏付ける資産として活用されていました。
コインなどの形でも日々の交換手段として使われ、長年にわたり人々を魅了してきた金は、「世界共通の通貨」とも言われています。


貨幣価値を決める供給量


通貨という側面から金を見た場合、今までとは違った景色が見えてきます。
通常、円や米ドル、ユーロの価値は、「1ドル100円」「1ユーロ100円」のような形でどちらか一方を軸とした相対的な価値で表現されます。
この見方で過去120年を振り返ると、景気対策や通貨体制の枠組み変化とともに通貨が大量に供給されていた時期に、金を軸とした主要通貨の価値が大きく低下していたことが分かります。


金を100とした場合の主要通貨の相対価値推移

年次、期間:1900年~2018年


※主要通貨の相対価値は各通貨の年間平均価格に基づきます。
※通貨価値の計算は金利を考慮していません。預貯金や債券で保有した場合には金利によって通貨価値の下落の多くは補われ、金のパフォーマンスを上回ることもあります。
出所:Global Financial Dataのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成

価値の根底にあるもの


円や米ドルといった通貨が供給量の増加とともに価値を低下させる中でも、金がその輝きを保ち続けた理由の1つが、資源としての希少性です。
これまでに採掘された金はオリンピックプール約3.9杯分と言われ、推定埋蔵量にも限りがあります。
債券や株式などと違って利息収入などを生み出さない金ですが、銀や銅といった同じ貴金属と比べても高いその希少性は、金の価値を決定する上で重要な要素になっています。


有望な資源としての希少性を持つ金


※これまでに生産された金の総量については直近公表値、それ以外は2019年
出所:U.S. Geological Survey(USGS)、World Gold Councilのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成

再び高まる注目


2019年8月7日に約6年4ヵ月ぶりとなる1トロイオンスあたり1,500米ドルを突破したことで、金への注目がにわかに高まっています。
ただ、利息収入を生み出さない以上、金そのものは価格変動でしかリターンを提供することがないという側面もあります。
世界的な金融緩和政策の継続によって貨幣価値の下落リスクがくすぶる中、貨幣価値の下落への備えを目的としたインフレ・ヘッジ手段としてはもちろん、株式や債券とは全く異なる投資対象として金を捉えることが重要になります。


金価格の推移

月次、期間:2000年1月末~2019年11月末


※金:ロンドン・ゴールド・マーケット・フィキシングLtd-LBMA PMフィキシング価格/USD
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成

金による分散投資効果


投資対象としての金の魅力は、株式や債券などとは異なる動きをする点です。
金は、株式や債券などとは異なった値動きをする(相関(値動きの連動性)が低い)とされており、他の資産と組み合わせることによる分散投資効果が期待できます。
こうした特徴に加え、流動性も確保されていることから、巨額の資金を運用する世界各国の年金基金や様々な資産に投資をする投資信託でも、リスクを低減させるためにポートフォリオに金を組入れる動きが広がっています。


金価格および主要資産の相関表

月次、期間:1999年11月末~2019年11月末


※金:ロンドン・ゴールド・マーケット・フィキシングLtd-LBMA PMフィキシング価格/USD、日本株式:TOPIX(東証株価指数)、日本国債:FTSE日本国債指数、世界株式:MSCI世界株価指数、世界国債:FTSE世界国債指数、米国リート:FTSE/NAREITオール・エクイティ・リート指数、米国ハイイールド債券:BofAメリルリンチ米国ハイ・イールド・コンストレインド指数(すべて米ドルベースの指数を円換算)、米ドル預金・豪ドル預金・ユーロ預金は12ヵ月預金金利を用いて算出。
※金以外はすべてトータルリターン。金(円ヘッジ)は、金価格からヘッジコスト(米ドル、円Libor1ヵ月物の金利差)を控除して算出。
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成



金との付き合い方

高い希少性を持ち、独特の値動きが特徴的な金。
投資対象として見た場合、その真価は資産の主要部分としてではなく、分散効果を期待するため1つの資産として捉えることで発揮されます。
ポートフォリオ全体の値動きの安定化を図り、資産を守り育てるための手段として、ピクテでは為替ヘッジの有無で選べる2つのファンドを投資家の皆さまにご提供しています。





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ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)


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