iTrustセキュリティ|年初来の基準価額動向と今後の注目点
●2026年年初来(3月16日まで)のiTrustセキュリティの基準価額は下落
●AIエージェントによる業務代替懸念を受けてサイバーセキュリティ銘柄が下落したことが響いたが、AIの普及はむしろサイバーセキュリティ企業にとってさらなる成長の好機となる可能性もある
2026年年初来の当ファンドの基準価額動向
2026年年初来(3月16日まで)のiTrustセキュリティ(以下、当ファンド)の基準価額は、-3.3%となりました。
2026年年初来の当ファンドのマザーファンドの基準価額動向
2026年年初来(3月16日まで)の当ファンドのマザーファンドであるピクテ・セキュリティ・マザーファンドの基準価額(円ベース)は、-3.1%となりました。AI(人工知能)エージェントによる業務代替懸念などから、幅広いソフトウェア銘柄に売り圧力が強まったなかで、当ファンドの投資先であるサイバーセキュリティ企業の株価が下落したことが響きました。なお、セキュリティ関連企業分類(3つの投資セグメント)別にみると、「ITセキュリティ製品」はサイバーセキュリティ銘柄の下落が響きマイナス寄与となった一方、「セキュリティ関連機器」や「セキュリティ関連サービス」は、プラス寄与となりました。
今後の運用方針|魅力的な長期トレンドに注目 ~AIの普及はサイバーセキュリティ企業の脅威ではなく、好機とも考えられる~
世界の現状を取り巻く持続的な不確実性を考慮すると、国の重要インフラの確保や市民の安全保護、企業が目標を達成する能力の確保などが最優先事項であると考えています。また、生成AIの発展により、半導体設計・製造関連分野で新たな投資機会が生まれるとみられるほか、データセンターに対する需要の高まりにも注目しています。こうした足元のトレンドは、当ファンドの投資対象企業にとってプラス材料になると期待しています。
運用に際しては引き続き、幅広い分野における「セキュリティ」に関する長期的なトレンドを考慮し、テーマの分散も意識しつつ、魅力的なトレンドにより一層注目していく方針です。足元では、世界各地でデジタルネットワークの保護の重要性が高まっており、これに関連したテーマが有力であると考えます。
AIエージェントによる業務代替懸念などを受けて、サイバーセキュリティ銘柄は2026年年初来下落していますが、AIの普及はむしろサイバーセキュリティ企業のさらなる成長の好機となる可能性もあるとみています。AIエージェント(限定された監視の下で特定の目標を自律的に達成できるAIシステム)が増加することで、これを保護するためのより堅牢なサイバーセキュリティ・ソリューションがより不可欠になるためです。サイバーセキュリティは、引き続き成長が期待できる魅力的な分野であるとの見方には変わりがありません。
また、AIの普及は、カスタムASIC(特定の用途に向けて設計される、いわゆるカスタム半導体)から、データセンター向けで重要な冷却・電源コンポーネントまで新しい機器の需要や設備投資を増加させています。
サイバーセキュリティ関連やITインフラ関連など構造的に今後も高い成長が期待できる分野の企業だけでなく、顧客との継続的な契約や関係を通じて、景気サイクルにかかわらず比較的安定的な収益基盤を有していると考えられる専門的なセキュリティ関連サービスを提供する企業にもバランスよく投資を行っていく方針です。
当資料をご利用にあたっての注意事項等
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