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- 日本株DX(デラックス)|運用状況の振り返りと今後の運用方針~運用報告書アーカイブス
※この内容は2023年7月18日に第20期の決算を行った当ファンドの運用報告書からの引用です。今後の運用方針や市況見通しはその時点のものであり、現在のものとは大きく異なることがあります。
● 当ファンドは2023年7月18日に第20期の決算を行いました。当期(2023年1月16日~2023年7月18日)の基準価額は、19.8%の上昇となりました。
● 当面の株式市場は、米国のインフレと金融政策、為替市場、中国の景気動向、日銀の金融政策、ウクライナ情勢などをにらみつつ、景気・企業業績の先行きを引き続き見極めていく展開となりそうです。
基準価額の推移
当ファンドは2023年7月18日に第20期決算を行いました。当期(2023年1月16日~2023年7月18日)の基準価額は、19.8%の上昇となりました。
主な変動要因として、実質的に組入れている株式の価格が上昇したことが挙げられます。
図表1:基準価額の推移
日次、期間:2023年1月16日(期首)~2023年7月18日(期末)
投資環境
当期の日本株市場は、TOPIXで前期末比17.9%の上昇となりました。前半は、米国のインフレ鈍化への期待の高まり、日銀による大規模な金融緩和の維持、「ゼロコロナ政策」を転換した中国の景気回復への期待などを背景に堅調に推移しました。2023年3月には米欧の金融システム不安への警戒から大幅下落を演じる場面があったものの、米欧当局による迅速な対応を受けて持ち直しました。後半は、日本のデフレ脱却期待、東証によるPBR1倍割れ是正要請を受けた企業の変革期待、日銀の大規模な金融緩和継続、インバウンド需要回復、これらを背景とする海外投資家の大幅な資金流入継続などから一段と上昇基調を強め、TOPIXは1990年以来およそ33年ぶりの高値を更新しました。米景気後退懸念の和らぎ、米株高、円安米ドル高進行、良好な企業業績も後押ししました。期末にかけては、急ピッチな上昇による過熱感に加え、米国の金融引き締め長期化観測や景気後退懸念が重荷となるなか、利益確定売りにも押され弱含みとなったものの下値は限られ、高値圏での終了となりました。
組入状況<投資先ファンド:ピクテ-日本株オポチュニティーズ・ファンド>
主に日本企業の株式に投資することにより、信託財産の成長を図ることを目的に運用を行ってまいりました。
今後の運用方針(2023年7月時点)
2023年7月後半の日本株市場は、TOPIXで7日続落となった前半の下落からは戻り歩調ながら、米国の利上げ観測や日銀の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の修正を巡る観測の変化に振られ神経質な展開で推移しています。日本のデフレ脱却期待、東証によるPBR1倍割れ是正要請、日銀の大規模な金融緩和継続、インバウンド需要回復、これらを背景とする海外投資家の資金流入継続への期待などが支えとなる一方、急ピッチな上昇による過熱感、米国の金融引き締めを巡る不透明感および景気後退懸念が意識されるだけに、しばらくは上値の重い不安定な展開となりそうです。一段の株価上昇には、年度後半以降の景気・企業業績の見通し向上が待たれます。したがって当面の株式市場は、米国のインフレと金融政策、為替市場、中国の景気動向、日銀の金融政策、ウクライナ情勢などをにらみつつ、景気・企業業績の先行きを引き続き見極めていく展開となりそうです。
このような状況のなか、当ファンドは、投資信託証券への投資を通じて、主に日本企業の株式に投資を行い、売買益の獲得を目指します。
設定来の基準価額の推移は、こちらをご参照ください。
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