Article Title
ピクテ資源国ソブリン・ファンドの状況~相対的に高い利回り水準
2023/05/08

Share

Line

LinkedIn

URLをコピー


概要

●ピクテ資源国ソブリン・ファンドの最終利回りは、過去10年で見ても高い水準にあり、また先進国の国債や日米REITを上回る水準
●先進国の豪州国債よりも利回りが高く、リスクは低水準



Article Body Text

過去10年で高い水準にあるピクテ資源国ソブリン・ファンドの最終利回り

世界の資源国のソブリン債券等に分散投資するピクテ資源国ソブリン・ファンド(毎月分配型)/(1年決算型)(以下、資源ソブ)の最終利回りは、2023年3月末現在、5.9%注1となっており、過去10年で見ても高い水準にあります(図表1、左)。

また、インカムが注目される資産である債券やリートと比較した場合でも、資源ソブの利回り(最終利回り)は、米国ハイイールド債券よりは低いものの、ほかの先進国の国債の最終利回りや、配当(REITは分配金)成長の可能性がある株式の配当利回りやREITの分配金利回りと単純には比較できませんが、米国REITおよび日本REITの分配金利回りよりも高い水準にあることがわかります(図表1、右)。

注1 ピクテ資源国ソブリン・ファンド(毎月分配型/1年決算型)の主要投資対象であるPGSF-資源国ソブリン・ファンドに組入れられている債券の平均最終利回り(加重平均)

 

この相対的に高い利回りから得られるインカム(利金)収入は、保有期間が長期になればなるほど累積的に積み上がるので、長期間にわたって保有することでインカム部分の収益がファンドの運用収益に占める割合が大きくなる傾向があります。

ピクテ資源国ソブリン・ファンド(毎月分配型)(以下、資源ソブ(毎月))の設定来の基準価額の変動を見ても、2023年3月31日時点では、為替要因が-2,809円のマイナス要因となっている一方で、債券要因のインカム部分が+4,315円、キャピタル(債券価格の変動)部分が+445円のプラス要因となっており、債券要因の中でもインカム部分の基準価額への寄与が大きくなっていることがわかります(図表2、図表3参照)。またピクテ資源国ソブリン・ファンド(1年決算型)(資源ソブ(1年))の設定来の基準価額の変動についても、債券要因のキャピタル部分はマイナスとなっていますが、インカム部分は資源ソブ(毎月)同様に基準価額へのプラス寄与が大きくなっていることがわかります(図表3参照)。

また、過去の実績ではインカムの積み上がりがパフォーマンスに大きく寄与してきましたが、足元の利回り水準は過去10年間でも高い水準にあることから、今後、利回りが低下した場合は、キャピタル部分のプラス寄与も期待できる可能性があります。

 

リスク・利回り特性~先進国の豪州国債よりも利回りが高く、リスクは低水準

次に資源ソブ(毎月)と債券およびREITのリスク(価格変動)・利回り特性注2を比較すると、先進国の資源国である豪州国債に比べ、資源ソブ(毎月)は新興国にも投資していることから利回り(最終利回り)が高くなっている一方、2023年3月末時点で11ヵ国に分散投資していることで、新興国が含まれていながらも、豪州国債よりもリスク(価格変動)が小さくなっていることがわかります(図表4参照)。

 

また米国ハイイールド債券と比較すると、資源ソブ(毎月)に比べ米国ハイイールド債券のほうが最終利回りが高く、リスクは同程度となっています。ただし、米国ハイイールド債券については、高い利回り水準は魅力ですが、米連邦準備制度理事会(FRB)が実施してきた積極的な利上げにより景気後退懸念が高まる中、今後、デフォルト率が上昇する可能性もあり、注意が必要と考えます。

注2 リスク・利回りの詳細については、図表4の※をご参照ください。



●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
●投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。

お申込みにあたっては、交付目論見書等を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
投資リスク、手続き・手数料等については以下の各ファンド詳細ページの投資信託説明書(交付目論見書)をご確認ください。

ピクテ資源国ソブリン・ファンド(毎月分配型)

ピクテ資源国ソブリン・ファンド(1年決算型)