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実践的基礎知識 月次レポート編( 2 )<基準価額・純資産総額の変動要因>
2020/01/24

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概要

月次レポートで適時開示される項目の中に、基準価額及び純資産総額があります。ここでは基準価額と純資産総額の変動要因の考え方についておさらいしていきましょう。




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基準価額の変動要因

基準価額の主な変動要因は以下の3点です。

①組入れ資産の時価の変動
(外貨建資産を組入れている場合は為替の変動も含む)
②コスト(信託報酬等)
③分配金

なお基準価額の推移の表示にあたっては、3年以上の期間について表示し、税金控除前分配金込みなど、その計算根拠を明確にすることになっています。

また、同じグラフ上に純資産総額や分配金の推移も併せて表示されている場合もあります。(図表1)

ファンドの騰落率は、1年および3年のものは必須で、他の期間は任意で表示されています。(図表2)

純資産総額の変動要因

純資産総額の主な変動要因は以下の3点です。

①組入れ資産の時価の変動
(外貨建資産を組入れている場合は為替の変動も含む)
②コスト(信託報酬等)
③分配金
④資金の流出入
基準価額と異なり、資金の流出入が変動要因となることがポイントです。

ファンドの現況

ファンドの現況について、当月末と前月末の基準価額と純資産総額を記載しています。(図表3)必須項目は作成基準日(2018年1月末)の基準価額と純資産総額です。

赤のグラフは、税金控除前分配金を再投資した後の基準価額の動きを表していて、基準価額(分配金再投資後)と表示しています。

灰色のグラフは、分配金を支払った後の基準価額の動きを示していて、通常新聞等にはこの値が発表されます。

青色のグラフは、設定来の分配金の累計を示しています。水色の面グラフは、純資産総額の推移をヒントものです。

基準価額の変動要因は是非チェックをこれまで適時開示の必要がある基準価額と純資産総額について見てきました。月次レポートには、任意開示項目である基準価額変動の内訳が記載されていることがあります。運用状況を確認したり、今後について考えるうえで非常に役立ちますので是非チェックしてみて下さい。(図表4)この例では、2017年11月末~2018年1月末までの基準価額と、前月末からおよび設定来の変動額を記載しています。そして、変動額の内訳を株式要因、為替要因、分配金、およびその他の要因に分解して説明しています。組入資産の時価は日々変動するため、株式と為替の各要因はそれぞれプラス要因・マイナス要因のどちらにもなり得ます。(図表5)一方、分配金とその他(信託報酬等)については、必ず基準価額のマイナス要因となります。基準価額と純資産総額の変動要因は、ファンドの現状を把握する上で不可欠なものであり、将来の見通しについて考えるうえでも大切なヒントになるものです。



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