Article Title
エコディスカバリー|半導体チップの威力
2023/09/22

Share

Line

LinkedIn

URLをコピー


概要

● 微小でありながら、極めて強力な半導体が世界を席巻しています。半導体がどう機能し、日常生活から地政学に至るあらゆることに、どのような影響を及ぼすのかについて「半導体戦争(Chip War)」の著者である米タフツ大学のクリス・ミラー(Chris Miller)教授の見解を紹介します。
● 当ファンドは、主に世界の環境関連企業の株式に投資します。近年は、気候変動への注目が高まるなか、クリーン・エネルギー分野(再生可能エネルギー、エネルギー効率化、省資源化)に注目しています。半導体は、e-モビリティへの移行や生産効率の向上を実現するための「基盤技術」と位置づけられ、長期的に需要が拡大すると見込まれることから、当ファンドでは関連銘柄(製造装置、ソフトウェアなどを含む)に投資を行っています。



Article Body Text

半導体チップの威力

半導体は日常生活に必須であり、軍隊等の政府機関にも使用されるため、製造工程において特定の企業や国が市場を支配する状況が、様々な問題を引き起こします。政府は半導体のために依存し合うことも、(新型コロナウイルスのパンデミック期に半導体の供給不足で自動車業界が稼働停止に陥りかけたように)サプライチェーン寸断の影響を被ることも望んでいません。

ミラー教授によれば、「各国政府は、特に、人工知能(AI)用の半導体が果たす役割を勘案して、最先端の半導体へのアクセスを確保すると同時に、競合相手のアクセスを阻止することに心血を注いでいます。商業上の理由も一因ですが、それ以上に軍事や情報活動への影響を重視しているからです。AIがあなたの計算の仕方を変えようとしている状況を考えてみて下さい。情報機関や軍の計算手法には更に大きな影響が及ぶことが予想されます。こうした状況が、ここ数年、政府が半導体のサプライチェーンへの介入を強めている理由です」。 

世界の主要国はこうした状況を警戒し、半導体製造を促すための資金や優遇策を約束しています。「欧州半導体法」は、2030年までに半導体セクターへの官民投資に430億ユーロを拠出することを目標としており、米国は、半導体の生産および研究に520億米ドルの補助金の交付を発表しています。この間、中国は、国内生産の拡大を「中国製造2025」戦略の重要な柱としています。

ミラー教授は、向こう数年について、AI、自動車、データセンター等を牽引役にし、半導体需要が拡大すると予想しています。需要を満たし、技術革新を提供し続けるには官民の協力が欠かせません。

 

詳細は以下をご覧ください。

2023年9月20日発行 グローバル・マーケットウォッチ 「半導体チップの威力」

 

当ファンドは環境関連企業のなかでもクリーン・エネルギー分野に注目

当ファンドは、主に世界の環境関連企業の株式に投資します。近年は、気候変動への注目が高まるなか、クリーン・エネルギー分野(再生可能エネルギー、エネルギー効率化、省資源化)に注目しています。当ファンドは、クリーン・エネルギー分野における課題解決に貢献する企業を選別して投資を行っています。

半導体は、e-モビリティへの移行や生産効率の向上を実現するための「基盤技術」と位置づけられ、長期的に需要が拡大すると見込まれることから、当ファンドでは関連銘柄(製造装置、ソフトウェアなどを含む)に投資を行っています。

8つの環境関連分野(当ファンド独自の8テーマ分類)~当ファンドが近年注目しているのはクリーン・エネルギー分野(再生可能エネルギー、エネルギー効率化、省資源化)

※上記はあくまでもイメージであり、実際の状況と異なる場合があります。実際の投資にあたっては、上記の環境関連分野すべてに投資するわけではなく、またこれら以外の分野に投資することもあります。※上記は当ファンド独自の分類で分類・表示しています。

 



●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
●投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。



関連記事


日付 タイトル タグ
日付
2024/04/17
タイトル エコディスカバリー~ポートフォリオの状況を確認(2024年3月末時点) タグ
日付
2024/03/19
タイトル エコディスカバリー~ポートフォリオの状況を確認(2024年2月末時点) タグ
日付
2024/02/21
タイトル エコディスカバリー~ポートフォリオの状況を確認(2024年1月末時点) タグ
日付
2024/01/23
タイトル エコディスカバリー~ポートフォリオの状況を確認(2023年12月末時点) タグ
日付
2023/12/20
タイトル エコディスカバリー~ポートフォリオの状況を確認(2023年11月末時点) タグ
日付
2023/11/22
タイトル エコディスカバリー~ポートフォリオの状況を確認(2023年10月末時点) タグ
日付
2023/11/21
タイトル エコディスカバリー|再生可能エネルギー:移行のタイミングを計る タグ
日付
2023/11/06
タイトル エコディスカバリー|サステナブル建築は、より環境に配慮し再生可能な未来を創る タグ
日付
2023/10/26
タイトル エコディスカバリー~年初来の基準価額推移と今後の見通し タグ
日付
2023/10/24
タイトル エコディスカバリー~ポートフォリオの状況を確認(2023年9月末時点) タグ
日付
2023/09/28
タイトル エコディスカバリー~ポートフォリオの状況を確認(2023年8月末時点) タグ
日付
2023/09/22
タイトル エコディスカバリー|合成燃料(e-fuel)の導入を巡る議論 タグ
日付
2023/09/22
タイトル iTrustエコイノベーション|合成燃料(e-fuel)の導入を巡る議論 タグ
日付
2023/09/22
タイトル iTrustエコイノベーション|半導体チップの威力 タグ
日付
2023/09/05
タイトル エコディスカバリー~クリーン・エネルギー分野のエ コシステムの観点からポートフォリオの状況を確認 タグ
日付
2023/08/07
タイトル エコディスカバリー~2023年年初来の振り返りと今後の見通し タグ
日付
2023/06/01
タイトル エコディスカバリー | グリーン覇権を巡る戦い タグ
日付
2023/05/30
タイトル エコディスカバリー|エネルギー転換を推進する3つの原動力 タグ
日付
2023/04/21
タイトル エコディスカバリー | ジャンボジェット機のグリーン化 タグ
日付
2023/03/10
タイトル エコディスカバリー | 「グリーン・ディール産業計画」 ~クリーン・エネルギーへの移行を加速~ タグ
日付
2023/02/14
タイトル エコディスカバリー |「COP15 ~企業と投資家にとっての転機」 タグ
日付
2023/02/06
タイトル エコディスカバリー ~2022年の振り返りと今後の見通し タグ
日付
2022/12/06
タイトル エコディスカバリー|類似運用戦略ファンドはEUの SFDR第9条の「サステナブル投資が目的」に分類 タグ
日付
2022/08/22
タイトル エコディス|米国の「インフレ抑制法案」がクリーン・エネルギーへの転換を後押しする可能性 タグ
日付
2022/05/27
タイトル エコディス|欧州委員会がエネルギー転換計画「REPowerEU」の詳細を発表 タグ
日付
2022/04/01
タイトル エコディスカバリー|このところの基準価額推移とポイント タグ
もっと見る