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- 今、注目したい新興国債券への投資機会
・新興国経済の見通しの改善が新興国債券市場の上昇につながってきた
■ 新興国経済の見通しの改善が新興国債券市場の上昇につながってきた
当ファンドが投資対象とする米ドル建て新興国債券市場のパフォーマンスは、2022年下旬に底値を付けて以降、堅調な推移となっています。
米ドル建て新興国債券市場は、2022年以降、インフレ圧力の高まりに伴う米国での段階的な利上げを背景に下落基調となりました。米国(米ドル)の金利が上昇したことで、米ドル建て債務の返済負担の増加に伴う信用リスクの高まりが懸念され、スプレッドが拡大したことなどが下落の主な要因となりました。しかし、その後はインフレ圧力がピークアウトし、新興国経済に対する見方が好転したことなどから、スプレッドが縮小に転じ、米ドル建て新興国債券の上昇要因となってきました。2025年4月には、米トランプ政権が発表した関税政策による新興国経済への影響が懸念されたことなどからスプレッドが拡大し、米ドル建て新興国債券市場は短期的に下落しましたが、その後は米トランプ政権が強硬姿勢を軟化させたほか、新興国経済の見通しの改善などから、米ドル建て新興国債券市場は反発しました。
今後の新興国経済は、米国の関税政策などによる影響が懸念されますが、新興国の多くでは、インフレに落ち着きがみられることなどから、利下げを実施することで経済成長を下支えする余力があると考えられます。さらに、中国では積極的な財政政策や緩和的な金融政策により景気回復を図る姿勢が示されており、中国経済の回復が新興国経済にも好影響を及ぼすことが期待されます。このような新興国経済の見通しの改善に加えて、米ドル建て新興国債券の利回りが7.9%程度注と高い水準にあることも、新興国債券市場に資金が流入する要因となると期待されます。新興国債券投資においては、国や地域ごとの信用力の格差や地政学リスクなどに配慮する必要がありますが、慎重にリスクと機会を見極めながら運用を行うことにより、魅力的なリターンの獲得が期待できる環境にあるといえます。
注:2025年5月23日時点のJPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数の最終利回り。
米ドル建て新興国債券の利回りは、通貨発行国である米国の債券利回り(ベース金利)と、新興国の信用力に応じて上乗せされるスプレッドで構成されます。スプレッドは新興国の信用リスクが高まる(低下する)局面で拡大(縮小)し、債券価格の下落(上昇)要因となります。
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