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- iTrustバイオ|アビディティ・バイオサイエンシズをノバルティスが 120億米ドルで買収
●米国のバイオ医薬品企業アビディティ・バイオサイエンシズを大手医薬品企業ノバルティス(スイス)が120億米ドルで買収
●特許切れに直面する大手医薬品企業にとって、バイオ医薬品企業をターゲットとしたM&Aは、有力な治療薬やパイプライン獲得のための手段のひとつ
※このレポートは、あくまで当ファンドの主な投資対象であるバイオ医薬品株式市場の投資環境について説明したもので、必ずしもファンドの状況について説明したものではありません。
米国のバイオ医薬品企業アビディティ・バイオサイエンシズを大手医薬品企業ノバルティス(スイス)が120億米ドルで買収
2025年10月26日、米国のバイオ医薬品企業アビディティ・バイオサイエンシズを、世界的な大手医薬品企業ノバルティス(スイス)が1株あたり72米ドル、総額120億米ドルで買収することを発表しました。ノバルティスにとっては、9月のトルマリン・バイオ(米国)(約14億米ドル規模)に続く、大型の買収となりました。
ノバルティスは、神経筋関連の希少疾患などの領域で開発が進んだ複数のパイプライン(新薬候補)を有するアビディティ・バイオサイエンシズの買収により、希少疾患分野の強化を図ります。
特許切れに直面する大手医薬品企業にとって、バイオ医薬品企業をターゲットとしたM&Aは、有力な治療薬やパイプライン獲得のための手段のひとつ
主力の治療薬の特許切れなどに直面する大手医薬品企業や大手バイオ医薬品企業にとって、バイオ医薬品企業をターゲットとしたM&A(合併・買収)は、有力な治療薬やパイプライン、技術・知見が獲得でき、成長の継続や主力医薬品の特許切れの問題を解決する有効な手段のひとつとなっています。
一方で、買収の際には、市場価値に買収プレミアムが上乗せされた価格が提示されることが多く、その場合、買収されるバイオ医薬品企業の株価は買収実現の可能性が評価されて、提示された価格に向けて上昇する場合がほとんどです。またM&Aが活況となれば、今後、M&Aのターゲットとなる可能性が高いとみなされたバイオ医薬品企業にも投資家の注目が集まり、バイオ医薬品株式市場全体のパフォーマンスを押し上げる要因にもなります。
2025年のバイオ医薬品企業をターゲットとしたM&Aは、金額ベースで低調だった2024年を大きく上回る
大手医薬品企業によるバイオ医薬品企業をターゲットとしたM&Aは、2024年は米国大統領選挙を控えていたこともあり、ここ数年の中では低調な水準となりました。2025年についても、トランプ政権のヘルスケア関連の政策などが不透明要因となっていますが、M&Aは回復傾向にあり、買収金額の合計は10月27日時点で750億米ドル超となり、2024年の1年間の額を上回っています(図表3参照)。
2025年の年初来ではジョンソン・エンド・ジョンソン(米国)によるイントラセルラー・セラピーズ(米国)の買収(2025年1月13日、約146億米ドル規模)、メルク( ドイツ)によるスプリングワークス・セラピューティクス(米国)の買収(2025年4月28日、約39億米ドル規模)、サノフィ(フランス)によるブループリント・メディシンズ(米国)の買収(2025年6月2日、約91億米ドル規模)など複数の大型案件が成立しており、買収金額の増加に寄与しています。
前述の通り、特許切れ問題に直面する大手医薬品企業にとって、M&Aは事業を拡大する上で重要な選択肢のひとつとなっており、魅力的な新薬候補や高い技術力を有するバイオ医薬品企業は、引き続きM&Aのターゲットとして注目を集めるものと考えます。
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