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- 新興国株式が優位となる転換時の注目点
●2025年年初来、新興国株式は先進国株式を上回って推移
●経済成長率や株価が先進国優位から新興国優位に転換した2000年頃と現在の環境に多くの類似点があることから、今後のトレンド転換の可能性に注目
■ 2025年年初来、新興国株式は先進国株式を上回って推移
米トランプ大統領による4月2日の「相互関税」発表後、各国の交渉で状況が変化し、先行き不透明感が高まるなか、中東情勢の緊迫化とその後のイスラエル・イラン停戦合意による緊張緩和などを背景に、世界の金融市場は値動きが大きい展開となっています。こうしたなか、2025年年初来でみると、新興国株式は先進国株式を上回って推移しています。
■ 経済成長率や株価が先進国優位から新興国優位に転換した2000年頃と現在の環境に多くの類似点があることから、今後のトレンド転換の可能性に注目
2000年代前半以降、新興国と先進国の経済成長率格差が拡大した局面では、新興国株式のパフォーマンスも先進国株式を上回って推移しましたが、経済成長率格差が縮小するにつれ、新興国株式が先進国株式に劣後する局面が続きました。
足元では、新興国と先進国の成長率格差が再び拡大することが予想されており、新興国株式の優位性が高まる可能性があるとみています。
経済成長率や株価が先進国優位から新興国優位に転換した2000年頃と現在の環境に多くの類似点があることから、今後のトレンド転換の可能性が注目点であるとみています。
■ 当ファンドの組入上位5ヵ国のうち4ヵ国の株式市場は新興国株式や主要株式を上回って推移
新興国のなかでも労働人口が増加する国の株式に投資する当ファンドの組入上位5ヵ国のうち4ヵ国の株式市場は新興国株式や主要株式を上回って推移しました。投資対象企業のファンダメンタルズ(基礎的条件)が良好で、割安な銘柄が多い国のパフォーマンスが相対的に堅調に推移しました。
■ 当ファンドの投資戦略~米国関税の影響が相対的に少ない国の銘柄に注目
中長期的には、新興国経済は、若い労働人口が豊富であることなどを背景に、中間所得層の持続的な拡大や構造変化に後押しされ、先進国を凌ぐ成長力を有していると考えています。
当ファンドでは、新興国の中でも、新興国の労働人口増加国の株式市場の銘柄について、詳細な分析を行い、バリュエーション(投資価値評価)等を勘案し、中長期的な業績成長が期待される銘柄を選別しています。
国別配分に関しては、現在、ブラジル、南アフリカ、アラブ首長国連邦(UAE)など、米国との貿易摩擦や地政学リスクの影響を受けにくい国の株式に注目しています。また、メキシコやベトナムなど、高関税の標的となっている国のなかでも、バリュエーションが魅力的で、関税をめぐる不確実性の解消が今後追い風となると期待される市場にも注目しています。
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