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リスク・リターン(4)「平均収益率」でリターンを⽐較
2020/02/04

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概要

●値動きの異なる複数の資産のリターンを⽐較する場合、平均収益率で⽐較すると違いがわかります。




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平均収益率でのリターン⽐較例

下表①の資産Bと資産Cを⽐べた場合、スタート時点の値はどちらも100、ゴール時点の値がBは120、Cは130でした。この期間中の平均収益率が⾼かったのはBとCどちらでしょう。

Bは100が120に、Cは100が130になっていますので、スタート時点からゴール時点までずっと投資していたなら、BよりもCの⽅が⾼いリターンを実現したことになります。ところが、⽇々の値動きまで⾒てみると様子が違ってきます。この期間中のどこか1⽇だけ選んで投資する場合、BとCのどちらが⾼いリターンを得られる可能性が⾼いでしょうか。また、Bはこの期間中に180まで上昇し最終的に120となっているのに対し、Cは⼀度85まで下落した後、130へと上昇しています。どの期間投資するかでリターンに差が出そうですね。例えば、この2資産の値動きの⽇々の収益率を計算すると、下表②のようになります。また、⽇々の収益率の平均値はBが6.8%、Cが6.3%と、Bの⽅がやや⾼いことがわかります。つまり、この期間中どこか1⽇を選んで投資していた場合、そのリターンを均すとBの⽅が⾼いことになります。

下表は⽇次を例としていますが、月次、年次でも同様に平均収益率でリターンの⽐較ができます。



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