PREMIUM BRAND

プレミアム・ブランド



プレミアム・ブランドが生み出す潮流


サステナビリティ(持続可能性)

消費者は高品質で長持ちする製品を求めており(1)、プレミアム・ブランド企業は素材や製造プロセスの高い基準を守る必要があります。


経済成長

富の増加は高額な消費行動への期待を増幅させます。社会進出がしやすくなり、賃金格差が縮小していることから、女性の経済的自立の高まりがプレミアム・ブランドの消費を促進することが期待されます。


個別化

消費者のブランドを見る目はさらに厳しく、そして洗練されてきています。デジタル化の進展がさらにカスタマイズされた商品やサービスの開発を容易にします。


二極化

消費に関しては、消費者分布の両極での成長が顕著です。価格帯が中程度のブランドは苦戦している一方で、安価な価格帯と高級ブランドは好調です。


人口動態の変化

新興国市場での中産階級の急成長により、ライフスタイルの欧米化が進んでいます。プレミアム・ブランドの消費は、どの世代でも増加しており、中でもY世代とZ世代は、高級品市場の成長に大きく貢献していて、2025年(2)には高級品市場の60%を占めるようになると予想されています。

出所:(1) McKinsey Survey: Consumer sentiment on sustainability in fashion, 2020  (2) Bain-Altagamma, May 2020



プレミアム・ブランドは、小売業界の中でも特別な地位にあります。消費者市場においてもユニークな位置にあり、さまざまな領域で明らかな優位性を持ちます。これらの最高級で一流の企業は、極めて優れた品質を提供することで高い評価を得ています。それによって市場での強い立場を確立し、顧客を囲い込み、価格支配力の維持が可能となっています。参入障壁が高いことは新しい競合からの痛手を受けにくいことを意味します。彼らの世界的な評判が世界中の富裕層を夢中にさせます。



世界の魅力的なブランド市場の潜在成長を享受する


なぜ特別なのか

プレミアム・ブランドとは、最高級ブランドのことであり本物志向の特別な商品やサービスを提供する企業を指します。多くの場合、品質や独自性、技能により高い評価を得ています。超富裕層がその魅力に気付くことがきっかけとなり、より幅広い富裕層の消費者にも広まっていきます。

加えてプレミアム・ブランドは、他の消費財と比べて、世界の景気減速にも影響を受けにくい傾向にあります。低・中所得層が賃金の低下や雇用不安にあるような時でも、資産家(HNWI – high net worth individuals)の消費パターンは通常変わりません。2019年、資産家の人数は8.8%増え、1,960万人に達しました(3)

出所: (3) Capgemini World Wealth Report 2020

多岐にわたる業界

プレミアム・ブランドは、超高級車から最高級香水といった多様性に富む製品やサービスを網羅しています。消費者の上昇志向に伴う成長を見据え、自動車・ホテル・ファッション・レジャー・飲食・フィットネス/健康といった多岐にわたる消費者部門の高品質企業ブランドに焦点を当てています。


アジアにおける成長

新興国、特にアジア太平洋地域は、この業界の成長を促すもっとも大きな原動力とされており、とりわけ中国が市場を牽引すると予想されます。世界の個人向け高級品に占める中国のシェアは、2019年の35%から2025年(2)には48%に増加すると見込まれています。

出所: (2) Bain-Altagamma, May 2020





富裕層の購買力からもたらされるもの


当社のプレミアム・ブランド戦略は、富裕層消費者の地理的構成の変化、eコマース(電子商取引)の成長、新しい「経験するラグジュアリー」現象(他にない体験やライフスタイルを提供する製品やサービス)などの長期的トレンドから生じる投資機会を捉えることを目的としています。




1. 新興国市場での需要は増加


近年、プレミアム・ブランドは中国をはじめとした新興国市場での需要が急増しています。
従来の高級ブランドは、先進国の富裕層をターゲットにしていましたが、近年は新興国の消費者の高級品への支出が急増しています。最近では、プレミアム・ブランドは中国をはじめとするアジア諸国の熱心な消費者によって支えられており、世界の高級品市場における中国本土のシェアは、2020年には約2倍になり、2025年(4)には最大の市場になると言われています。

出所:(4) China's Unstoppable 2020 Luxury Market, Bain & Company 




2. デジタル技術


従来のプレミアム・ブランド企業の多くは、これまでeコマースに抵抗を感じていました。しかし、デジタル革命が消費者のブランドに対する関わり方や買い物の仕方に影響を与えている今、その姿勢は徐々に変わりつつあります。パンデミックは、この傾向をさらに加速させており、オンラインの普及率はコロナ前の水準を超えて上昇を続け、2025年(5)には高級品市場の5分の1を占めると予測されています。

出所:(5) Digital in the Post-Covid Era, 2020, McKinsey



3. サステナブル・ラグジュアリー


現在の市場の中心であるY世代とZ世代は、サステナビリティをより重視しており、製造プロセスや使用されている素材について、より高いレベルの透明性を求めています。プレミアム・ブランド企業は、カーボンニュートラルの推進、気候変動対策プログラムの導入、高級品の再販ビジネスへの参入などを通して、この新しい需要に対応しています。






世界でも極めて収益力の高い企業に投資する

私たちのプレミアム・ブランド運用戦略は、特に市場での認知度が高く、価格決定権を持つような最高級企業の高い成長性を捉えることを目的としています。世界中で富裕層の消費者が安定的に増え続けている今日、プレミアム・ブランド運用戦略は、長期的な投資家にとって魅力的な機会となりえます。




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英語版:2021年10月公開
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