Article Title
ディバーシファイド・リスクプレミアム戦略ファンド|2025年4月の運用状況と今後の見通し
2025/05/30

Share

Line

LinkedIn

URLをコピー


概要

足元の世界経済は、引き続き米国経済が世界全体を下支えする形で底堅い環境が続くものの米国トランプ政権の関税政策等の影響はこれから実体経済に及ぶと思われます。欧州や中国では景気底入れ感が見られる中、米国景気の下振れ懸念などの不安材料に一定の配慮をすべく、株式全体の組入比率を引き下げています。同様に、ポートフォリオのバランスを重視する目的で金の組入比率も一部引き下げています。一方で債券については、ポーフォリオ分散の強化のために組入比率の引き上げを実施しています。為替についても同様に、市場の円高リスクに配慮すべく円資産比率を引き上げています。株式では、引き続きクオリティ株やディフェンシブ株を選好する方針です。新興国については、中国でも金融緩和や財政刺激策が打ち出されたことで景気を下支えする一定の効果が期待されるため、一定の組入比率を維持しています。債券では、引き続きインカム収益が見込まれる世界社債および新興国債券への投資を中心としています。金については一部組入比率を引き下げたものの、中長期的に見て戦略的な資産クラスの位置づけであるという判断に変更はありません。



Article Body Text

2025年4月の基準価額の移推

2025年4月30日の当ファンドの基準価額は、前月末比224円下落(-2.2%)の10,064円となりました。

 

運用状況

2025年4月は、現地通貨ベースでは世界株式が下落した一方、金は大きく上昇、世界国債も上昇しました。また、為替はドルに対して円が上昇した一方、ユーロに対して円はほぼ横ばいとなりました。

 

当ファンドの資産配分比率

当ファンドは、株式、債券、金の組入比率の変更だけでなく、株式部分、債券部分それぞれが、特徴の異なる複数のファンドを投資対象としており、投資先ファンドの比率を変更することで、投資環境にあった細やかな運用を行っています。

2025年4月は、株式、金の組入比率を引き下げ、債券、キャッシュ・短期金融商品等を引き上げました。

 

当ファンドは、2025年4月末現在、株式と金を30%程度、債券を35%程度、組入れています。また円資産比率(円建て資産と円ヘッジの外貨建資産比率)は、前月末よりも大きく引き上げ58%程度としています。

 

運用チームの着眼点

• トランプ政権の関税政策等の影響はこれから実体経済に及ぶ可能性

• 中国や欧州では景気底入れ感がみられる

• 一方、米国景気の下振れ懸念などの不安材料には、一定の配慮が必要と判断し、バランスを重視したポートフォリオを構築

 

設定来の基準価額の推移

 

基準価額変動要因分析

基準価額の変動要因の内訳は、1)~3)市場要因(価格、金利、信用力等の変化による株式、債券、金の変動要因)、4)為替要因、5)分配金要因、および、6)その他です。

 

ご参考|当ファンドと主要資産のリスク・リターン特性

 



●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
●投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。

MSCI指数は、MSCIが開発した指数です。同指数に対する著作権、知的所有権その他一切の権利はMSCIに帰属します。またMSCIは、同指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています。

お申込みにあたっては、交付目論見書等を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
投資リスク、手続き・手数料等については以下の各ファンド詳細ページの投資信託説明書(交付目論見書)をご確認ください。

ピクテ・ディバーシファイド・リスクプレミアム戦略ファンド