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実践的基礎知識 環境変化確認編(2)<債券利回りの低下>
2021/02/19

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概要

1980年代以降、債券利回りは大きく低下してきました。債券利回りが高い状態から投資をスタートすれば、大きなインカムゲインを得られ、利回りが低下すれば債券価格上昇が期待できますが、債券利回りが低い状態から投資すれば、インカムゲインが小さいばかりか、利回りが上昇することで債券価格が下落してしまう懸念が大きくなります。




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債券利回りの低下

債券投資は時間をかけて利金を積み上げる投資です。円預 金金利よりも高い利回りを得ようとする場合、引き換えに何ら かのリスクをとることになります。とるリスクの大きさと利回りの バランスがとれていれば、短期的にはリスク要因によって損 益がブレても、中長期的にはリスク要因による損失を上回る ほど利金が積み上がればトータルでプラスになることが期待 できます。 1980年代以降、債券利回りは大きく低下してきました(図表1 および2)。債券利回りが高い状態から投資をスタートすれば、 大きなインカムゲインを得られ、利回りが低下すれば債券価 格上昇が期待できますが、債券利回りが低い状態から投資 すれば、インカムゲインが小さいばかりか、利回りが上昇する ことで債券価格が下落してしまう懸念が大きくなります。 株式に債券を組み合わせることでリスクを抑える、というこれ までのバランス運用の基本形が、債券利回りが極端な低水 準に低下したことで、大きく崩れてしまった可能性があります。

図表1:国債利回りの推移 (期間:1986年4月末~2019年4月末)

日本国債:FTSE日本国債指数、米国国債:FTSE米国国債指数、 豪州国債:FTSE豪州国債指数、ドイツ国債:FTSEドイツ国債指数
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成

 

図表2:社債利回りの推移 (期間:1998年4月末~ 2019年4月末)

米国投資適格社債:BofAメリルリンチ米国投資適格社債指数、 米国ハイイールド社債:BofAメリルリンチ米国ハイイールド社債指数
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成

 

債券利回り低下によるクーポンクッションの低下

過去30年以上にわたって世界の主要国債券の利回りが大 きく低下してきたことで、クーポンクッションが小さくなり、今 後の債券利回り上昇による債券価格下落が懸念されてい ます(図表3および4)。 クーポンクッションは債券の最終利回りを修正デュレーショ ンで割ったもので、1年あたりで期待できるリターンを帳消 しにしてしまう位の債券価格下落を招く利回りの上昇幅を 表しています。 先進国債券の利回りは大きく低下してきていますが、信用 リスク等の債券投資のリスクはそれに伴って小さくなってい るわけではありません。リスクと利回りのバランスがとれてい るのか、しっかりと確認しましょう。

図表3:国債の1年当りクーポンクッションの推移 (期間:1986年4月末~2019年4月末)

日本国債:FTSE日本国債指数、米国国債:FTSE米国国債指数、 豪州国債:FTSE豪州国債指数、ドイツ国債:FTSEドイツ国債指数
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成

 

図表4:社債の1年当りクーポンクッションの推移 (期間:1998年4月末~2019年4月末) 

米国投資適格社債:BofAメリルリンチ米国投資適格社債指数、 米国ハイイールド社債:BofAメリルリンチ米国ハイイールド社債指数
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成


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