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実践的基礎知識 環境変化確認編(7)<流動性リスク>
2021/04/30

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概要

流動性リスクとは、市場規模や取引量が小さい場合や市場混乱時など買い手が少なくなった場合に起こるリスクのことです。市場規模や取引量が小さいほど、流動性リスクが大きくなります。




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流動性リスクとは

流動性リスクとは、市場規模や取引量が小さい場合や市 場混乱時など買い手が少なくなった場合に、①換金した い時に換金できない、②換金したい量に対し需要が少な く一部しか換金できない、③買い手が少なく大幅な値引き をしなくては換金ができない、といったことが起こるリスクの ことです。市場規模や取引量が小さいほど、流動性リスク が大きくなります。 図表1は各市場の市場規模を一覧にしたものです。市場 規模をあらわす時価総額に併せ、取引量を示す1日の売 買代金を確認しましょう。株式市場に比べREIT市場の小 さいことがわかります。

図表1:各市場の市場規模(2019年8月15日現在)

※米国IG債:米国投資適格社債、米国HY債:米国ハイイールド社債 ※2019年8月15日時点の為替レートを用いて円換算 ※上記は市場を代表する指数の構成銘柄のデータであり、指数が表す市 場全体を表すデータではありません。 例えば、上記の日本国債の時価総額は474兆円となっていますが、これは あくまでもFTSE日本国債指数の構成銘柄の時価総額です。債券指数の場 合は、償還まで1年未満の銘柄は構成銘柄に加えないなどの算出ルールが あり、そうした算出ルールに基づき計算された指数のデータを表示していま す。 先進国株:MSCIワールド指数、新興国株:MSCIエマージング・マーケット指 数、日本株:MSCI日本指数、米国株:MSCI米国指数、中国株:MSCI中国指 数、インド株:MSCIインド指数、J-REIT:東証REIT指数、米国REIT:MSCI米 国REIT指数、日本国債:FTSE日本国債指数、米国国債:FTSE米国国債指 数、米国IG債:BofAメリルリンチ米国社債指数、米国HY債:BofAメリルリンチ 米国HY債指数、新興国国債米ドル建て:JPモルガンEMBIグローバル指数、 新興国国債現地通貨建て:JPモルガンGBI-EMグローバル指数
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成

米国REIT市場の流動性リスク

図表2の米国REIT市場は、世界最大のREIT市場であり、 時価総額は2008年以降に大きく増えて100兆円レベルに なりました。一方で1日の売買代金は1,000~3,000億円程 度と株式市場全体と比べると非常に小さく、この規模であ れば数十億円程度のまとまった資金の出入りでも価格が 大きく上下しやすくなってしまいます。

図表2:米国REITの時価総額と取引額の推移
(日次、期間:2005年10月3日~2019年8月15日)

米国REIT:MSCI米国REIT指数、J-REIT:東証REIT指数
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成

J-REIT市場の流動性リスク

図表3のJ-REIT市場も、時価総額で見ると2008年以降に 大きく増加していますが、1日の売買代金は数百億円規 模と日本株市場等と比べて非常に小さく、流動性が乏し いことがわかります。

図表3:J-REITの時価総額と取引額の推移
(日次、期間:2003年9月16日~2019年8月15日)

米国REIT:MSCI米国REIT指数、J-REIT:東証REIT指数
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成


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