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ポートフォリオ特性の確認編(1)<分散投資の効果とポイント>
2021/05/28

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概要

分散投資とは、文字通り複数の投資対象に分散して投資することを言います。効果的な分散投資をすることで、主に①リスク要因を分散できる、②値動きを抑えることができる、③リスクとリターンのバランスが良くなる、の3つの効果が期待できます。①の効果は分散する数が多いほどその効果が高まることが期待できますが、②の効果は「資産の数」よりも「値動きの向き」が重要です。異なる動きをするもの同士を組み合わせると、全体の値動きを抑えることができます。また、分散投資を考える上では、「向き」だけでなく、標準偏差で確認できる値動きの「大きさ」も併せて考えましょう。相関係数も標準偏差も充分に長い期間のデータを使用することが大切です。




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分散投資のポイント

①リスク要因を分散できる
②値動きを抑えることができる
③リスクとリターンのバランスが良くなる

値動きの「向き」:相関係数

「相関係数」とは、2つのグループの数字が同じ方向に動く度合いを1~-1の間の数字で表すものです。相関係数が1に近いほど2つのグループの数字は同じ方向に、相関係数が0に近いほど関連性がなくなり、相関係数が-1に近づくほど逆方向に動くことを示します。

値動きの「大きさ」:標準偏差

標準偏差は、「バラつきの大きさ」を表す数字で、リスクの大きさを数値化するものです。「極端なケースを除き、だいたいこのくらいの範囲の中に収まる」という範囲を教えてくれます。いわゆる「リスク」の値には、平均からの乖離を示すものとして標準偏差が用いられ、収益率のバラつきがどの程度か示してくれます(図1,2)。

図1:正規分布

1標準偏差では68.26%のデータが「平均値±標準偏差」の範囲に収まります

2標準偏差では95.44%のデータが「平均値±標準偏差×2」の範囲に収まります

 

図2:各資産の収益率最大値・平均値・最小値と標準偏差

平均が近い資産BとCは標準偏差に大きな差があり、Bは標準偏差が大きいのでグレーの範囲が広く、平均から大きくかけ離れたところにまでデータが散らばっていることを示します。



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