ロシア・ウクライナ危機
危機から学び考える投資との向き合い方 2
商品価格高騰で重要となる新興国株式の選別
コモディティ価格高騰
重要となる新興国株式の選別
新興国は、経済的規模こそ小さいものの、原油や穀物、金属の一大供給国として世界経済に対して影響力を持っています。有事の際にはこうした資源の需給悪化を見越し新興国への注目が高まることがありますが、投資にあたってはその中身を見極める力も必要となります。
2022年3月18日に、代表取締役社長 萩野と投資情報部長 野中が語った、商品価格と新興国株式に関する解説をご紹介いたします。
商品価格高騰による新興国株式への影響
コロナ禍でも成長を続ける世界経済は、いよいよ金融引き締めへと向かう新たな局面に入り始めています。そうした中で起こったロシアによるウクライナ侵攻は、世界経済にインフレという一抹の不安をもたらしており、今後、投資先の更なる選別が重要になってくると考えられます。足元で起こっているような商品価格の高騰が過去にどのような影響を市場に与えてきたのか解説します。
新興国もグロース株式からバリュー株式へ
世界的な金融緩和が終わりを告げようとしている中、これまでの強気一辺倒の相場とは異なる意識で市場を捉えることが必要になっています。分散投資の選択肢としてピクテが注目する資産である新興国高配当株式の特徴や、ピクテが提供するファンドについて、投資情報部長である野中靖による解説をご紹介いたします。
新興国株式に注目する
一般的に先進国と比較して経済が急成長しているか、その可能性が高い発展途上の国や地域は、新興国と呼ばれ投資対象として注目されてきました。
その一方で、経済や証券市場が未成熟であったり、政治・経済情勢が不安定な側面もあるため、値動きが大きくなる傾向があります。
こうした特徴を持つ新興国の株式は、銘柄選別を慎重に行った上でポートフォリオに組入れることが望ましい資産だとピクテでは考えています。
ピクテ新興国インカム株式ファンド
(毎月決算型/1年決算型)
主に新興国の高配当株式に投資するファンドです。継続的に配当を出せる企業は、概して安定的に利益が出ている企業と考えられるため、配当に注目した銘柄選定を行います。決算頻度の異なる「毎月決算型」と「1年決算型」の2つのファンドをご提供しています。
iTrust新興国株式
愛称:働きざかり~労働人口増加国限定~
新興国の株式を投資対象とし、その中でも、労働人口が拡大している国に注目するファンドです。インターネット・チャネルでのみ購入可能なアクティブ・ファンド・シリーズiTrustの1つです。
Russia-Ukraine Crisis
ロシア・ウクライナ危機
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