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- 金価格の動向と中長期的な展望
・金への投資需要の背景にある、中長期的かつ構造的な要因は変わらない
・資産保全のための分散投資を念頭に、長期的な視点で金投資を行うことが重要
金への投資需要の背景にある、中長期的かつ構造的な要因は変わらない
2025年10月21日の金スポット価格(米ドルベース、NY時間)は前日より5.3%下落しました。
金スポット価格は2025年10月20日に4,356.30米ドル/トロイオンスの過去最高値を付け、2025年年初からの上昇率は66.0%となっていました。特に、2025年8月末から10月20日までの2ヵ月弱の期間の上昇率は26.3%と騰勢を強めていたこともあり、利益確定の動きが強まったことなどが下落の主な背景にあると考えられます。
金価格は依然として過去最高値水準にあることから、短期的には値動きの大きい展開が続く可能性があります。一方で、金価格が上昇してきた背景にある構造的な要因は不変であると考えられます。国際社会の分断などを背景とするインフレ圧力や先進主要国の債務増大に伴う通貨価値の下落や、地政学リスクの高まりに備えるための金の「希少性の高い実物資産」「安全資産」としての需要に加えて、新興国を中心とした中央銀行による外貨準備の通貨分散のための金購入(脱米ドル)の動きは今後も継続すると考えられます。そのため、中長期的にはこのような金への投資需要が金価格を下支えしていくものと考えられます。
また、金は単一の資産としては価格変動が大きいことに加え、株式などの主要な資産とは異なる値動きをする傾向があることを踏まえると、資産保全を目的とした分散投資ポートフォリオの一部として、長期的な視点で投資を行うことが肝要であるといえます。
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