Article Title
モンド|設定来および2022年年初来の基準価額動向 ~未曾有の運用環境に直面~
2022/10/19

Share

Line

LinkedIn

URLをコピー


概要

(ポイント)
●2022年年初来、未曾有の運用環境に直面。設定来および年初来で基準価額は下落
●急速な円安進行局面で、円安のプラス効果を享受しにくかったことも一因
●分散投資の徹底、機動的な資産配分の変更によりリスクを抑え、安定したリターンを目指す



Article Body Text

未曾有の運用環境下、設定来および年初来で基準価額は下落

世界の金融市場は2022年年初以降、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻といった地政学リスクの台頭に加えて、世界的なインフレや米国をはじめ世界の主要中央銀行による積極的な金融引き締めの動きが強まっていることなどから、大きく変動しています。積極的な金融引き締めの動きを受けて金利が上昇する中で、債券価格は下落しています。また、株式市場も、高バリュエーション(投資価値評価)のグロース銘柄を中心に下落しました。米国国債については、年初から9月末までの下落率が大恐慌期やオイルショック期の同期間より大きくなるなど、未曾有の運用環境に見舞われました。当ファンドでは様々なアセット・クラス(資産)に分散投資を行っていますが、足元のように分散投資効果を得られにくい市場環境下で、設定来(2021年10月15日~2022年9月末)および2022年年初来(2021年12月末~2022年9月末)ともに株式・債券のマイナス寄与が大きく響き、下落となりました。

急速な円安進行局面で、円安のプラス効果を享受しにくかったことも一因

また、為替相場では急速に円安が進行しました。2022年年初来、主要資産の多くが下落していますが、円換算してみた場合には、世界株式や世界国債の下落率は相対的に小幅にとどまり、また、金や米国ハイイールド債券などはプラスのリターンとなるなど、円安によるプラスの効果がありました。

当ファンドは海外資産を含む様々なアセット・クラス(資産)に分散投資を行っていますが、日本円ベースでリスク管理を行っており、長期的な値動きの安定性の観点から円資産(円建て資産や円ヘッジの外貨建て資産)を積極的に組入れています。

こうした方針は、長期的な値動きの安定性に寄与すると期待される一方で、足元のように急速に円安が進行する局面では、円安によるプラスの効果を享受しにくくなります。足元でも、円安のプラス効果をフルに享受できなかったことは、当ファンドの2022年年初来の下落率が大きくなった要因の1つとなりました。

今後の見通しと運用方針

エネルギー価格の高騰や中央銀行による大幅な金融引き締めなどから、欧米を中心に景気減速感が強まることが予想されます。

このため、株式については、全体的には慎重姿勢を維持しつつ、売られ過ぎの反動で反発する局面があれば、組入比率のさらなる引き下げも検討します。債券については、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内いっぱいで利上げをいったん停止する可能性を視野に入れ、米国国債の投資タイミングを慎重に見極める方針です。

今後も引き続き、分散投資を徹底し、状況に応じて機動的に資産配分を変更することで、リスクを抑え、安定的にリターンを生み出すことを目指します。同時に、投資先については、ESGへの取り組みなどを考慮した選定を行い、長期的なリターンの獲得を目指していく方針です。

※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。

 



●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
●投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。

MSCI指数は、MSCIが開発した指数です。同指数に対する著作権、知的所有権その他一切の権利はMSCIに帰属します。またMSCIは、同指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています。

お申込みにあたっては、交付目論見書等を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
投資リスク、手続き・手数料等については以下の各ファンド詳細ページの投資信託説明書(交付目論見書)をご確認ください。

ピクテ・サステナビリティ・マルチアセット・ファンド



関連記事


日付 タイトル タグ
日付
2024/04/18
タイトル モンド|2024年3月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2024/03/15
タイトル モンド|2024年2月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2024/02/26
タイトル モンド|2024年1月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2024/01/24
タイトル モンド|2023年12月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/12/19
タイトル モンド|2023年11月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/11/27
タイトル モンド|2023年10月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/10/24
タイトル モンド|2023年9月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/09/26
タイトル モンド|2023年8月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/08/25
タイトル モンド|2023年7月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/07/26
タイトル モンド|2023年6月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/06/28
タイトル モンド|2023年5月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/06/16
タイトル モンド|FOMCを受けた運用チームの見解 タグ
日付
2023/05/17
タイトル モンド|2023年4月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/04/14
タイトル モンド|2023年3月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/03/31
タイトル モンド|銀行セクターの混乱は経済を揺るがすとしても2008年の再来にはならず タグ
日付
2023/03/24
タイトル モンド|FOMCを受けた運用チームの見解 タグ
日付
2023/03/16
タイトル モンド|2023年2月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/03/16
タイトル モンド|米銀行の経営破綻の影響について考える タグ
日付
2023/02/16
タイトル モンド|2023年1月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/02/14
タイトル モンド|2022年の振り返りと2023年の展望 タグ
日付
2023/01/17
タイトル モンド|2022年12月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2022/12/14
タイトル モンド|2022年11月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2022/11/17
タイトル モンド|2022年10月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2022/10/19
タイトル モンド|2022年9月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2022/09/15
タイトル モンド|2022年8月の運用状況と 今後の見通し タグ
日付
2022/08/15
タイトル モンド|2022年7月の運用状況と 今後の見通し タグ
日付
2022/07/15
タイトル モンド|2022年6月の運用状況と 今後の見通し タグ
日付
2022/06/15
タイトル モンド|2022年5月の運用状況と 今後の見通し タグ
日付
2022/05/16
タイトル モンド|2022年4月の運用状況と 今後の見通し タグ
日付
2022/04/14
タイトル モンド|2022年3月の運用状況と 今後の見通し タグ
日付
2022/03/17
タイトル モンド|2022年2月の運用状況と 今後の見通し タグ
日付
2022/02/21
タイトル モンド|2022年1月の運用状況と 今後の見通し タグ
日付
2022/02/17
タイトル ピクテの「超分散」マルチアセット運用に迫る タグ
日付
2022/02/17
タイトル 特別対談|インフレリスクに備えて「超分散」、下落リスク抑えた資産運用を タグ
日付
2022/01/25
タイトル モンドの2021年12月の運用状況と 今後の見通し タグ
日付
2022/01/18
タイトル モンド ~ファンド設定以降、2021年の振り返り~ タグ
もっと見る