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新興国株式市場 | 2025年の振り返りと今後の見通し
2026/01/20

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概要

・2025年は新興国株式が先進国株式を上回って推移してきた
・資源価格の上昇や米ドル安などが新興国株式の追い風となる可能性



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2025年は新興国株式が先進国株式を上回って推移してきた

2025年の新興国株式は大きく上昇し、騰落率では先進国株式を上回りました。また、国別では特に韓国や南アフリカの上昇率が顕著となりました。


新興国株式市場に資金が流入した背景には、米国の保護主義的な姿勢に対する不信感や政策の不確実性が米国への集中投資に関するリスクを浮き彫りにしたことで、国際分散投資への転換が進んだことが考えられます。米国の政府債務に対する懸念などから米ドルの下落(新興国通貨の上昇)が予想されることや、新興国の多くでインフレの落ち着きを背景として緩和的な金融政策の維持が予想されることなども新興国株式市場に資金が流入する要因となりました。

韓国については、AI(人工知能)半導体の需要拡大に加え、政権交代に伴うコーポレート・ガバナンス改革に向けた取り組みへの期待などが株式市場の上昇要因になったとみられます。また、南アフリカは金などの資源価格の上昇や、中央銀行が緩和的な金融政策を実施していることなどが資金流入の背景にあると考えられます。

資源価格の上昇や米ドル安などが新興国株式の追い風となる可能性

新興国株式の年間の騰落率が米国の株式を上回ることは、2000年から2010年頃までの期間において多く見られました。当時は新興国経済の相対的な成長率の高さに注目が集まったほか、資源価格が上昇したことで、資源輸出国の多い新興国に資金が流入しました。また、米国の財政赤字と経常赤字の拡大という「双子の赤字」の深刻化に対する懸念が強まったことなどから、新興国通貨を含む主要通貨に対して米ドル安が進行した時期でもありました。当時と、米国の政策の不確実性や債務に対する懸念などから米ドル安が予想される足元の環境には類似点が多いと考えられます。



過去の実績では、米ドルが主要通貨に対して下落する局面において、新興国株式のパフォーマンスが米国株式よりも優位となる傾向がありました。米ドル安、新興国通貨高となった場合、新興国の輸出企業の売上・利益の目減りに繋がるなどマイナスの側面もありますが、足元で米ドルの下落が予想されることは、新興国株式にとって追い風となることが期待されます。




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