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- iTrustブランド|幾多の危機を乗り越えてきたプレミアム・ブランド
コロナ・ショックを含む2020年と2021年の過去2年間、相対的に好パフォーマンスを示してきた当ファンドの基準価額は、2022年年初来では下落となっています。当ファンドの投資先であるプレミアム・ブランド企業は長い歴史を持つ企業が多く、幾多の世界的な危機を乗り越えて成長を遂げてきた実績があります。足元では様々な懸念材料が残ることは事実ですが、プレミアム・ブランド企業の中長期的な成長見通しには変わりがありません。
過去2年間、相対的な好パフォーマンスが続くも、2022年年初来では下落
当ファンドの基準価額は、コロナ・ショックを含む2020年と2021年の過去2年間、世界の景気回復期待などを背景に先進国株式を大きく上回る好パフォーマンスとなりました(図表1の期間②)。しかし、2022年に入り、世界の株式市場は値動きが大きくなっています。この背景の1つには、経済の回復やインフレ高進により、米国をはじめとした主要国の金融引き締め加速観測が高まっていることなどがあります。加えて、ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始するなど地政学リスクの高まりもマイナスの影響を及ぼしています。こうした市場全体の流れを受けて、当ファンドの基準価額は2022年に入って大きく下落し、足元で反発の兆しもみられますが、年初来では下落となっています(図表1の期間③)。
幾多の世界的危機を乗り越えて、成長を遂げてきた実績
プレミアム・ブランド企業の中には、比較的長い歴史を有する企業(またはブランド)が多く存在します(図表2)。これらは、幾多の世界的危機を乗り越えて、成長を遂げてきました。一方で、株価については、市場全体の下落局面では、下落率が相対的に大きくなる傾向がみられてきました。
例えば、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトンの長期の株価推移をみると、1990年代後半のアジア通貨危機・ロシア財政危機時や、2000年代初頭のITバブル崩壊時、2008年のリーマン・ショックなど、市場全体の下落局面では、大きく下落しました。この背景の1つには消費関連銘柄として景気敏感(業績が景気変動に左右されやすい)な特性が強く意識されたことがあると考えられます。しかし、同社が手がける高級ブランド商品の顧客は、熱烈なファンや富裕層などであるため、一般的な消費関連銘柄とは一線を画します。市場が落ち着きを取り戻すと、利益成長力が再評価され、株価も大きく上昇してきました(図表3-1、3-2)。
足元でも、世界的なインフレや米国をはじめ主要国の金融政策の引き締め加速、ロシア・ウクライナ情勢などの地政学リスクの高まりといった懸念材料が山積しています。こうした中で、株式市場全体が大きく変動する可能性は残されており、プレミアム・ブランド企業の株価もその影響を受けると懸念されますが、強力なブランド力がもたらす高収益性や、それを維持し続けることを可能にする堅実な事業管理力などによって、次なる危機も乗り越えていけるとみています。
中長期的な成長見通しには変わりはない
プレミアム・ブランド商品やサービスに対する需要は、①中国をはじめとした新興国の消費者の購買力の高まりや、②女性の社会進出、③富裕層の富の増大などが後押しとなり、今後も中長期的に、持続的な拡大が期待できると考えます。
また、短期的にも、コロナ・ショックからの世界的な経済正常化の動きはまだ途上にあります。正常化が進む過程で、消費者の「リベンジ消費」拡大が続くことに加えて、移動制限の緩和などにより、回復がやや遅れていた旅行・レジャー関連企業への追い風も期待されます(図表4)。
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