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iTrust新興国株式|相対的に堅調な株価推移となった、新興国の労働人口増加国
2022/09/05

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概要

(ポイント)
●2022年年初以来の当ファンドの基準価額は、相対的に大きく上昇。
●新興国の主要な労働人口増加国の株式市場は、現地通貨ベースでも相対的に堅調。
●当面、株式市場全体の値動きには注視が必要。中長期的には、豊富な労働力が経済成長をけん引していくと期待。



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2022年年初来、当ファンドの基準価額は相対的に大きく上昇

世界の株式市場は2022年年初以来、世界的なインフレ圧力の高まり、米国をはじめとした主要中央銀行による積極的な金融引き締め、ウクライナ情勢の長期化、ゼロコロナ政策などによる中国の経済停滞など、様々な懸念に直面し、値動きが不安定となりました。

一方、当ファンドの基準価額は、2022年年初来(8月31日まで)で+23.5%の上昇となりました。

当ファンドは、新興国の中でも、労働人口増加国の企業の株式へ投資を行っています。代表的な新興国株価指数(MSCI新興国株価指数)の構成国の中で比率の大きい中国や台湾、韓国などは、当ファンドの投資対象から除外されます。こうしたことから、当ファンドと代表的な新興国株価指数の値動きは、局面によっては大きく異なる場合があります。

※労働人口増加国とは、生産年齢人口(15~64歳)が増加している国を指します。

2022年年初来、米国を中心とした先進国株式と新興国株式は現地通貨ベースでみると下落となりました(8月30日時点)。しかし、円換算ベースでは、円安のプラス効果により、現地通貨ベースのマイナス分を打ち消すかたちとなりました。

新興国株式の中では、特に、構成比率の大きい中国株式や台湾株式などの下落率が大きくなりました。当ファンドでは、これらの国に投資を行っていないため、このマイナスの影響を免れることができました。

さらに、当ファンドの組入上位国の株式市場は、相対的に堅調に推移しました。現地通貨ベースでは上昇した国も多く、また、下落となった国も下落率は相対的に小幅に抑えられました(8月30日時点)。

※当ファンドの組入上位国は、主要投資対象であるピクテ・グローバル・セレクション・ファンド-グローバル・グローイング・マーケット・ファンドの2022年7月末時点の状況。

こうした背景の1つには、資源価格の上昇があると考えられます。チリやインドネシア、ブラジル、南アフリカは資源国であり、これらの国々の経済は資源価格の上昇から恩恵を受けると期待されます。

また、新興国株式の予想株価収益率(PER)などでみたバリュエーション(投資価値評価)水準は、先進国株式に比べると、依然として魅力があると考えられますが、その中でも、ブラジル株式や南アフリカ株式は依然として相対的に割安感があり、こうしたことも支援材料になったとみられます。

一方で、インド株式やインドネシア株式の予想PER水準は、相対的に高水準にあります。しかし、これらの国は、特に若い労働人口も多く、中長期的に高成長が見込まれています。足元でも、コロナ禍から経済は相対的に大きく回復すると見込まれています。予想PERが相対的に高い要因の1つには、成長期待が相対的に大きいことがあるとみられます。

中長期的な成長期待には変わりがないが、当面は引き続き市場の大きな変動に警戒

引き続き、世界的なインフレの高止まりや、米国をはじめとした主要中央銀行の積極的な金融引き締め、地政学リスクの高まりなどを背景に、世界の株式市場は大きく値動きする可能性が残っています。こうした市場の流れを受けて、当ファンドの基準価額も大きく下落する懸念があり、注視が必要であると考えます。

中長期的には、新興国の労働人口増加国は、豊富な若い労働力がけん引役となり相対的に高い経済成長が期待されるとの見方に変わりはなく、こうした国々の株式には引き続き投資対象としての魅力があると考えられます。



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