Article Title
iTrustロボ|2022年の振り返りと今後の見通し
2023/02/16

Share

Line

LinkedIn

URLをコピー


概要

● iTrustロボの2022年のパフォーマンスは先進国株式を大きく下回る、一方、2023年は大きく上昇
● 企業のサプライチェーンの見直しや生産の国内回帰、デジタル化などの進展がロボティクス関連企業にとっての追い風となる可能性



Article Body Text

iTrustロボの2022年のパフォーマンスは先進国株式を大きく下回る

2022年は、世界的なインフレの高進を受けて主要中央銀行の多くが積極的な金融引き締めを進めたことで、世界的に金利が上昇し、景気後退懸念が高まったことから、株式市場は大きく変動しながら年間で下落しました。またロシアによるウクライナ侵攻など地政学的リスクが顕在化したことや中国の「ゼロコロナ」政策なども株式市場にとってマイナス要因となりました。

このような環境下、ロボティクス関連に注目した投資を行っている当ファンドの2022年年間の騰落率は-23.7%となり、先進国株式(円ベース)の-5.6%を下回りました(図表1)。

成長株(グロース株)のパフォーマンスが割安株(バリュー株)に対して大きく劣後する中、世界のロボティクス関連企業の株式に投資する当ファンドは、半導体・半導体製造装置やソフトウェアなど成長株(グロース株)と位置づけられる業種の組入比率が高くなっており、このことが当ファンドのパフォーマンスが世界の株式市場を大きく下回った要因となりました。(当ファンドの組入比率は、半導体・半導体製造装置:37.5%、ソフトウェア:30.9%。(2022年12月末時点))

なお、2023年年初来(2月10日まで)の騰落率は、2023年1月に情報技術セクター中心に株式市場が反発したことから、当ファンドが+16.7%と大きく上昇しています(先進国株式(円ベース)は+6.1%)。

 

今後の見通し

世界経済は、引き続き、金融引き締めと成長の鈍化という課題に直面しています。一方で、ピクテでは、仮に、世界経済が景気後退に陥ったとしても、短期間にとどまる可能性があるとみています。米国については、家計の余剰貯蓄が消費の下支えとなり、景気の急激な悪化を回避できると考えます。ユーロ圏については、エネルギー危機の影響が薄れつつあることなどから、深刻な景気後退に陥るリスクは後退したとみています。中国については、「ゼロコロナ」政策を大幅に見直したことで、経済活動が回復に向かうと期待されます。

このような環境下、ロボティクス関連株式については、企業のサプライチェーン見直し、米国の半導体法などの影響による生産拠点の国内回帰などの動きなどがプラス要因になるものと考えます。また自動車のEV化などに伴う投資の増加、デジタル化などの進展も引き続きロボティクス関連の需要拡大に貢献するものとみています。

また、中国の経済活動が回復に向かう過程では、2022年に生じた世界的なサプライチェーン(供給網)の混乱の影響が解消に向かうと考えられ、当ファンドの投資対象銘柄にも事業効率が改善するなどの好影響が及ぶものと期待されます。



●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
●投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。

MSCI指数は、MSCIが開発した指数です。同指数に対する著作権、知的所有権その他一切の権利はMSCIに帰属します。またMSCIは、同指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています。

お申込みにあたっては、交付目論見書等を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
投資リスク、手続き・手数料等については以下の各ファンド詳細ページの投資信託説明書(交付目論見書)をご確認ください。

iTrustロボ



関連記事


日付 タイトル タグ
日付
2024/01/30
タイトル iTrustロボ|2023年10-12月に基準価額は大きく上昇 タグ
日付
2023/11/24
タイトル iTrustロボ|ロボティクスに注目する5つの理由 タグ
日付
2023/10/12
タイトル iTrustロボ|2023年7-9月の振り返りと今後のポイント タグ
日付
2023/09/15
タイトル タンパク質の力  タグ
日付
2023/09/13
タイトル iTrustロボ|森の中のロボット~すべての人に持続可能な木造住宅を タグ
日付
2023/09/07
タイトル 森の中のロボット ~ すべての人に持続可能な木造住宅を タグ
日付
2023/06/23
タイトル iTrustロボ|2023年年初来でiTrustロボは先進国株式を上回って大きく上昇 タグ
日付
2023/06/23
タイトル iTrustロボ|生成AIとロボティクス タグ
日付
2023/04/19
タイトル iTrustロボ|2023年1-3月の基準価額動向と今後の見通し タグ
日付
2023/02/28
タイトル iTrustロボ|企業のサプライチェーンの見直しにロボティクス関連企業が果たす役割 タグ
日付
2023/02/24
タイトル 世界のサプライチェーンをデジタル化する タグ
日付
2022/11/02
タイトル iロボ|2022年7-9月の基準価額動向と今後の見通し タグ
日付
2020/04/03
タイトル 年初来の基準価額の動きとロボティクス市場の見通し タグ
もっと見る