iTrustロボ|ロボットの時代

2026年02月25日

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少子高齢化を背景とした様々な社会的ニーズの高まりや技術革新などにより、ロボティクス関連企業がもたらす投資機会に対する期待がさらに高まっていると考えています。



ロボットはSFの世界から現実の世界へ

自動車の組み立てから運転、データセンターの運用、そして人間が行う手術・医療の支援まで、ロボットの活躍の場は広がっています。ロボットは現在、SFの世界から現実の世界のモノへとますます変貌しつつあり、この背景には、主に2つの要因があると考えています。

1つ目は、少子高齢化の進展による人口動態の変化です。現在、先進国を中心に労働力人口の減少が懸念されています。実際、世界全体においても、60歳以上の人口の割合は増加傾向にあると言われており、労働者に対する退職者数の割合が上昇していくと考えられます。何らかの形でこの問題を解決しなければ、生産性と経済成長はともに鈍化してしまう懸念があります。

幸いなことに、この問題はテクノロジーの進展により解決されると期待されています。すなわち、技術革新が2つ目の要因です。生成AI(人工知能)をはじめとする機械学習の大きな進歩は、ロボットと周囲の環境の関係を大きく変えました。現在、ロボットは工場からレストランまで、従来よりもはるかに多様な場面で、より複雑なタスクを実行できるようになりました。また、AIをはじめとする技術革新は、ロボット技術や自動化技術の研究開発サイクルの短縮や、新しい機械の設計とトレーニング段階で不可欠なデータ分析、予測およびシミュレーション能力などの強化に寄与しています。これにより、ロボットの開発はより迅速で、低コストかつ効果的に行うことが可能になります。

人口動態の変化と技術革新、これら2つの要因がロボット技術の変革を後押ししており、自動化やAIがもたらす生産性の向上が経済をけん引する時代が到来するとみています。自動化技術の導入は、とりわけ人口の高齢化が進んでいる国々で急速に進んでおり、退職者が増加し、労働力不足に直面している日本や韓国、中国などの国々において、ロボット密度(労働者数に対するロボットの稼働台数)が高いことが注目されています。ピクテでは、ロボット密度が高いほど生産性が向上し、ロボット密度の上昇はGDP(国内総生産)の成長に寄与するものと考えています。また、経済成長の観点から同様に重要なこととして、AIは電気やインターネットといったこれまでのイノベーションとは異なり、収益化に長い時間がかからないとみています。AIの収益化への立ち上がりが比較的早いのは、過去のイノベーションから得られた知見や経験を活用できるためでもあると考えます。


ロボットに対する旺盛な需要

過去10年間を振り返ると、自動運転車およびロボタクシー、ロボットアーム、ヒューマノイドロボットなど、様々なロボット技術が発展してきました。特に、自動運転技術は急速な成長を遂げており、今や自動運転による配車サービスは、ドライバーを必要としないことから人件費を抑えつつ運営が可能で、利便性も高く、都市における移動の手段を変革しています。2026年は、新型の自動運転車の発表に注目が集まると見込まれるほか、足元では米アルファベット傘下のウェイモがロンドンでロボタクシーの年内の運行開始を目指していることが報じられるなど、自動運転車市場の成長に対する期待は世界的に高まっているとみています。

また、ヒューマノイドロボットの需要も加速すると考えています。先進国においては労働力不足が深刻化している一方、中国においては賃金の上昇が問題視されており、需要は世界的に増加すると考えられます。産業用では、自動車工場やデータセンターなどの作業環境で需要が高まると見込んでいるほか、今後は消費者向けの展開も進むとみられ、清掃など家庭内の家事タスクを担うようになるとみています。


ロボットの頭からつま先まで、ロボットバリューチェーン上のあらゆる分野に広がる投資機会

特筆すべき点は、ロボットそのものだけが魅力的な投資機会を提供するとは限らないことです。ロボット本体を製造している企業は多くなく、それらロボットそのものを製造する企業の多くは非上場企業です。そのため、魅力的な投資先は、ロボットの頭からつま先までを構成する各部品、技術を提供する企業など、ロボットバリューチェーン上のあらゆる分野における革新的な企業であると考えています。これらには、中央処理装置(CPU)、マシンビジョン、センサー、ロボットアームなどをはじめ、ハードウェアからソフトウェアにわたる幅広い分野の企業が含まれます。

ピクテのロボティクス戦略では、ロボット関連技術、部品、ソフトウェアなど、ロボットの製造に不可欠なものを提供する企業に投資を行っています。投資対象の例としては、ロボットが環境を感知、認識、解釈することを支援する企業や、半導体を供給する企業(ロボットの「頭脳」となるチップを設計するエヌビディア、ロボット本体の電力管理やモーター制御に使用されるアナログ半導体を提供するインフィニオン テクノロジーズなど)が挙げられます。ロボットバリューチェーンをさらに広く捉えると、ロボットに使用される半導体の製造に必要なツールおよび技術を提供する半導体製造装置メーカー、半導体受託製造企業なども投資対象に含まれます。

少子高齢化による労働力の減少がロボット需要をけん引するとともに、テクノロジーの進歩によりロボットはより効率的かつ低コストで高いパフォーマンスを発揮できるものになっていくだろうと考えています。このことが、経済成長の加速と生産性の向上、そしてロボットバリューチェーン全般における魅力的な投資機会の創出につながると期待しています。


※記載の銘柄は、特定の銘柄の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、その価格動向を示唆するものでもありません。
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