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2021年12月の水関連株式市場
2022/01/16

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概要


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12月の投資環境

12月の世界株式市場は、MSCI世界株価指数(現地通貨ベース)で上昇しました。

世界の株式市場は、月初、新型コロナウイルスのオミクロン株に対する警戒感から下落しましたが、その後、過度の警戒感が薄れたことなどから反発しました。しかし中旬には新型コロナウイルスの感染急拡大による経済への影響が懸念されたことや、主要中央銀行による市場の想定を上回る金融政策の正常化および金融引締めの動きが見られたことなどを背景に株式市場は下落しました。下旬にかけては、オミクロン株の重症化リスクが低い可能性が示されたことや、新型コロナウイルス感染症の経口治療薬の使用が許可されたこと、米国の良好な経済指標の発表などが好感され、世界の株式市場は上昇し、月を通しても上昇しました。業種別では、すべての業種が上昇する中、ヘルスケアや生活必需品、公益などが大きく上昇した一方、一般消費財・サービス、コミュニケーション・サービスなどは相対的に小幅な上昇にとどまりました。

水関連企業(現地通貨ベース)の株価は、株式市場が上昇するなか、市場を上回る上昇となりました。

上下水道ビジネスセクターは、米国の規制下の水道公益事業銘柄や欧州コンセッション銘柄にけん引され、高い上昇率となりました。アメリカン・ウォーター・ワークスは、足元のインフレ環境を乗り切れるという楽観的な見方から堅調な推移となりました。同社は魅力的な企業買収パイプラインや上下水道インフラ投資の高い需要にけん引され一桁台後半の利益成長が続くと見られています。ヴェオリア・エンバイロメントは、欧州委員会からスエズ買収の承認が得られ評価されました。

装置製造エンジニアリングセクターは消費関連企業および多角経営企業にけん引され上昇しました。消費関連企業は、住宅建設やリフォームへの投資の増加、また、構造的な住宅不足を背景に、売上げと利益率の拡大が続きました。消費者が可処分所得を身の回りのものに費やすなかで節水が持続可能性に対する意識の中心となっていることから、ファーガソンやギーベリッツの株価は比較的高い上昇となりました。また、1月のインベスター・デイに続きニューヨーク証券取引所への上場に向けた株主投票が行われるなど、景気回復の継続と複数のポジティブなカタリストがファーガソンを新高値に押し上げました。エコラボは、2022年は民間事業が正常化するとの期待が上昇をけん引しました。

環境マネジメント・サービスセクターも多くの銘柄が上昇しましたが、一部では利益確定の売りも見られました。テトラテックは、内部者の株式売却を受け投資家が利益確定を行ったため下落しました。

今後の見通し

今後の見通しについては、世界的に購買担当者景気指数(PMI)が堅調に推移するなど企業の景況感の改善が見られ、明るい見通しが続きます。一方で、インフレの高まりによる不透明感が懸念されます。価格上昇圧力が持続するか否か、米国の連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)による金融政策の正常化や利上げに踏み切るタイミング、また、それがどのように株式のバリュエーションに影響を及ぼすか等、見極める必要があると考えます。

水関連インフラへの投資は必要不可欠であり、中長期的に見ると、世界的に事業展開を行う水関連銘柄のファンダメンタルズは堅調であると考えます。温暖化の影響から世界的な気候変動によって引き起こされる干ばつや洪水の問題なども、水関連インフラへの投資を呼び起こしています。中長期的に水関連銘柄は引き続き魅力的な投資対象であると考えます。


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