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2022年7月の水関連株式市場
2022/08/16

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7月の投資環境

7月の世界株式市場は、MSCI世界株価指数(現地通貨ベース)で上昇しました。

世界の株式市場は、月前半は中国の大規模経済対策に関する報道などを受けて上昇する場面もありましたが、良好な6月の米雇用統計を受けて米国で積極的な利上げが継続するとの見方や欧州のエネルギー供給に対する懸念などを背景に下落しました。月後半は、市場予想を上回る企業決算の発表、天然ガスパイプライン「ノルドストリーム1」が再開する見通しとなり欧州のエネルギー供給懸念が後退したこと、景況感の悪化などを受けて欧米の長期金利が低下したことなどを背景に株式市場は上昇し、月間でも大幅な上昇となりました。

業種別では、すべての業種が上昇する中、一般消費財・サービス、情報技術、資本財・サービスなどの上昇率が大きくなった一方、素材、エネルギー、コミュニケーション・サービスなどは相対的に小幅な上昇にとどまりました。

水関連企業(現地通貨ベース)の株価は、株式市場が回復するなか、市場を上回る上昇率となりました。3セクター全てが上昇しましたが、装置製造エンジニアリングセクターが最も上昇しました。ダナハーやサーモフィッシャーサイエンティフィックなどモニタリング関連銘柄が特に堅調でした。ダナハーは良好な4-6月期業績と通期見通しの上方修正を発表し、今期の増収増益と2023年に向けても好調な業績を見込んでいることが示されました。また、引き続き堅調な製造業や地方自治体の水関連支出を受け、同社の水関連事業の業績は年初来良好なものでした。環境マネジメント・サービスセクターは、コンサルティング銘柄および廃棄物処理銘柄が全般的に上昇しました。前月に主要な廃棄物処理企業であるウエイスト・マネジメントのポジティブな見通しが伝えられたことや、月末に同社が良好な業績を発表した事などが好感されました。

上下水道ビジネスセクターは、中国の不動産市場に対する懸念を受けカントン・インベストメントが下落するなどした一部の新興国コンセッション銘柄を除き、概ね上昇し、セクター全体では上昇しました。

今後の見通し



見通しについては、地政学リスクやインフレの高まりにより不透明感が増しています。世界各国の購買担当者景気指数(PMI)や企業の景況感にどのように影響を与えるのか不透明感が残ります。価格上昇圧力が持続するかどうかや、米国の連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)による金融緩和策縮小や利上げのタイミングや程度、また、それがどのように株式のバリュエーションに影響を及ぼすか等、見極める必要があると考えます。

水関連インフラへの投資は必要不可欠であり、中長期的に見ると、世界的に事業展開を行う水関連銘柄のファンダメンタルズは堅調であると考えます。温暖化の影響から世界的な気候変動によって引き起こされる干ばつや洪水の問題なども、水関連インフラへの投資を呼び起こしています。中長期的に水関連銘柄は引き続き魅力的な投資対象であると考えます。


                                                                                                                                                                                                                           

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