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- バイオ|景気の先行き懸念が高まる中、バイオ医薬品株式が注目される可能性
●相対的に高いディフェンシブ性と成長性を有するバイオ医薬品企業
●景気の先行き懸念が高まる中、ディフェンシブ性が注目される可能性
●過去平均に比べ低水準にあるバリュエーション
相対的に高いディフェンシブ性と成長性を有するバイオ医薬品企業
世界の主要中央銀行が高進するインフレを抑制するため積極的な利上げを実施してきたことや、米銀の相次ぐ破綻などを受けて、世界経済は、特に先進国を中心に、先行き不透明な状況が続いています。
景気の先行き不透明感が高まっている現在のような市場環境において、医薬品という生活に欠かせない製品を提供しているバイオ医薬品企業は、業績が景気変動の影響を受けにくい特性(ディフェンシブ性)を有していることから、注目を集める可能性があると考えます。
過去20年を振りかえってみても、バイオ医薬品企業は、リーマンショックや新型コロナショックといった経済危機時においても、売り上げを伸ばしていることがわかります(図表1参照)。またバイオ医薬品株式の1株当たり売上高が過去20年で16.5倍となっていることが示すとおり、バイオ医薬品企業は相対的に高い成長性を有していることもわかります。
2023年年初来でバイオ医薬品株式のパフォーマンスは米国株式に対して劣後、景気の先行き懸念が高まる中、ディフェンシブ性が注目される可能性
バイオ医薬品株式の代表的な指数であるナスダック・バイオテクノロジー指数は、2022年5月以降、米国株式(S&P500種株価指数)に対して相対パフォーマンスが改善傾向にありました(図表2参照)。
しかし2023年に入ると、株式市場では、情報技術やコミュニケーション・サービス、一般消費財・サービスなどの業種が大きく上昇した一方、ヘルスケアや公益事業、生活必需品などディフェンシブ性が相対的に高い業種は市場平均を下回るパフォーマンスとなり、バイオ医薬品株式についても米国株式を下回るパフォーマンスとなりました。
ただし前にも述べたとおり、景気の先行き不透明感が高まっている足元の市場環境においては、ディフェンシブ性の高いバイオ医薬品株式は注目を集め、米国株式に対する相対パフォーマンスが改善する可能性があると考えます。
過去平均に比べ低水準にあるバリュエーション、PBR(株価純資産倍率)は過去20年平均を下回る水準
またバリュエーション(投資価値評価)の水準もバイオ医薬品株式が注目される要因となるかもしれません。
バイオ医薬品企業は、有望なパイプライン(新薬候補)を保有しているものの、製品化されておらず、利益を上げていない企業が多く存在しており、バイオ医薬品株式のバリュエーションはPER(株価収益率)では測りにくい面があります。そのためPBR(株価純資産倍率)を使ってバリュエーションをみると、バイオ医薬品株式の足元のPBRの水準は、過去20年平均を下回り、過去10年で最も低い水準の近辺にあることがわかります(図表3参照)。一方、米国株式のPBRは、最も高かった2021年末頃よりは低下しているものの、依然として過去20年平均を大きく上回る水準にあります。
現在のPBRの水準でみると、米国株式に比べバイオ医薬品株式は相対的に割安な水準にあるといえます。
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