Article Title
2022年7月15日~2023年7月18日の運用状況 ~ 運用報告書アーカイブス
2023/09/29

Share

Line

LinkedIn

URLをコピー


概要

※この内容は2023年7月18日に第62期決算を迎えた当ファンドの運用報告書からの引用です。今後の運用方針や市況見通しはその時点のものであり現在のものとは大きく異なることがあります。


・2022年7月15日~2023年7月18日の1年間で当ファンドの基準価額は7.3%上昇。
・主に、金価格の上昇が基準価額のプラス要因となった一方、為替ヘッジコストが基準価額のマイナス要因に。


Article Body Text

基準価額の推移

2022年7月15日~2023年7月18日の1年間で当ファンドの基準価額は、7.3%の上昇となりました。

主な変動要因としては、金の価格が上昇したことが基準価額のプラス要因となった一方、為替ヘッジコストが基準価額のマイナス要因となりました。


図表1:基準価額の推移

日次、期間:2022年7月15日~2023年7月18日


※期首:2022年7月15日、期末:2023年7月18日


投資環境

金価格(米ドル・ベース)は、期初の2022年7月半ばから8月上旬にかけては、米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)の積極的な金融引き締めによる景気後退への懸念、欧米の長期金利低下や米ドル安などを背景に上昇しました。8月中旬から10月は、FRBによる複数回の大幅利上げなどを背景に米長期金利や米ドルが上昇したことを受けて下落傾向で推移しました。11月以降は、市場予想を下回る米物価上昇率などを背景に利上げ幅の縮小への期待が強まり、米長期金利低下や米ドルの下落などから2023年1月まで上昇しました。2月は、米国景気の底堅さからFRBの金融引き締め継続の観測が強まり、米国金利や米ドルが再び上昇したことなどを背景に金価格は下落しました。3月以降は、米国の地銀の破綻や欧州での金融機関の経営不安をめぐる混乱、米インフレ率の鈍化を背景にFRBの利上げ継続観測が後退し、米ドルが下落したことなどから、5月上旬にかけて上昇しました。期末にかけては、高止まりする米物価指標などを受けて米国の追加利上げ観測が再燃し米ドル高が進んだことなどから、金価格は期末にかけて下落しました。期を通してみると、金価格は上昇しました。


組入状況


米ドル建ての投資信託証券への投資を通じて、実質的に金に投資しました。外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行い為替リスクの低減を図りました。

投資先ファンドの組入比率は以下のとおりとしました。

図表2:投資先ファンドの組入比率および騰落率

※期首:2022年7月15日、期末:2023年7月18日

今後の運用方針(2023年7月18日時点)

(1)投資環境

金はそのものに価値がある資産である一方、利子や配当があるわけではありません。そのため、様々な局面に応じて市場が着目する変動要因が変化することが多い特徴があります。引き続き金を取り巻く環境を冷静にみていくことが重要といえます。足元、世界的なインフレ高進や主要国の金融引き締めの動き、ウクライナ問題の長期化などにより、金価格は変動が大きくなっています。米国では積極的な金融引き締めが継続され、米国金利の上昇や米ドル高が金価格にとってマイナス要因となってきました。しかし今後は、米国の金融引き締めが徐々に緩まるにつれて米ドル高圧力が緩和され、米国の長期金利についても景気減速を織り込む形で低下する可能性があり、このことは金価格にとってプラスに働くとみられます。金は株式や債券などの価格との相関が低く、インフレに強い性質を有するとみられていることから、分散投資の観点で重要な資産といえます。また、地上に存在する全ての金には限りがあり、「価値の貯蔵手段」として中長期的に選好されるという構図に変わりはないと考えます。

(2)投資方針

米ドル建ての投資信託証券への投資を通じ金に投資するとともに、米ドル売り/円買いの取引を行い為替ヘッジを行う方針です。





設定来の基準価額の推移は、こちらをご参照ください。


●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
●投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。

お申込みにあたっては、交付目論見書等を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
投資リスク、手続き・手数料等については以下の各ファンド詳細ページの投資信託説明書(交付目論見書)をご確認ください。

ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)



関連記事


日付 タイトル タグ
日付
2024/09/26
タイトル 【動画】ピクテ・ゴールド|2,600ドルを超え最高値更新のゴールドと更なる円高リスク<塚本 卓治> タグ
日付
2024/09/20
タイトル ピクテ・ゴールド|米国の利下げと金投資における為替ヘッジの活用 タグ
日付
2024/08/23
タイトル 【動画】ゴールド|混乱する金融市場の中で、堅調さを維持する金価格<塚本卓治> タグ
日付
2024/07/31
タイトル ピクテ・ゴールド|金投資における為替との向き合い方を考える タグ
日付
2024/07/26
タイトル 【動画】ゴールド|金価格、最高値更新の3つの理由<塚本卓治> タグ
日付
2024/07/01
タイトル 【動画】ゴールド|今こそ、長期視点でゴールドを見直す<塚本卓治> タグ
日付
2024/05/21
タイトル 【動画】ゴールド|金価格が“再び”最高値更新 さらなる上昇余地は?<塚本 卓治> タグ
日付
2024/04/26
タイトル 【動画】ゴールド|金価格の更なる上昇シナリオとリスク要因 <塚本 卓治> タグ
日付
2024/04/01
タイトル ピクテ・ゴールド|投資タイミングに左右されにくい金の長期積立投資 タグ
日付
2024/03/26
タイトル 【動画】ゴールド|金価格が最高値更新 今は投資タイミングか?<塚本 卓治> タグ
日付
2024/02/28
タイトル 【動画】ゴールド|金利上昇にもかかわらず 底堅い動きを示す金価格<塚本 卓治> タグ
日付
2024/02/15
タイトル ピクテ・ゴールド|中央銀行の積極的な金購入が継続 タグ
日付
2024/02/09
タイトル ピクテ・ゴールド|長期で物価を上回る上昇を見せてきた金価格 タグ
日付
2024/01/26
タイトル 【動画】ピクテ・ゴールド|2024年 米国の金融政策の転換と、 中央銀行による金購入が 金価格にとってプラスの要因に <塚本 卓治> タグ
日付
2024/01/12
タイトル ピクテ・ゴールド|2024年の金価格を支える主な要因 タグ
日付
2023/12/22
タイトル 【動画】ゴールド|ゴールド最高値更新 2024年の 金相場を占う<塚本 卓治> タグ
日付
2023/12/08
タイトル ピクテ・ゴールド|2024年の貴金属市場の見通し タグ
日付
2023/12/01
タイトル ピクテ・ゴールド|改めて注目したい米国株式と金の組合せ効果 タグ
日付
2023/11/28
タイトル 【動画】ゴールド|金ETF需要に関する投資環境に転換の兆し<塚本 卓治> タグ
日付
2023/11/10
タイトル ピクテ・ゴールド|米国の利上げサイクル終了後の金価格 タグ
日付
2023/11/08
タイトル ピクテ・ゴールド|金需要を後押しする中央銀行の積極的な金購入 タグ
日付
2023/10/30
タイトル 【動画】ゴールド|これからの金価格、注目のポイント<塚本 卓治> タグ
日付
2023/10/25
タイトル ピクテ・ゴールド|金投資の方法を比較~“投資信託”と“現物” タグ
日付
2023/10/11
タイトル ピクテ・ゴールド|中東情勢の不安定化と金価格 タグ
日付
2023/09/27
タイトル 【動画】ゴールド|「税込み1グラム当たり1万円の金価格」は 高いのか?それとも安いのか?<塚本 卓治> タグ
日付
2023/09/12
タイトル 【動画】ゴールド|利上げピークアウト後のポートフォリオにおける金の重要性<塚本 卓治>2023.8 タグ
日付
2023/08/31
タイトル ピクテ・ゴールド|過去最高値を更新した円建ての金価格 タグ
日付
2023/08/29
タイトル ピクテ・ゴールド|改めて注目したい株式と金の組合せ効果 タグ
日付
2023/07/31
タイトル 【動画】ゴールド|金価格が再び最高値を更新するタイミングはいつ訪れるのか?<塚本 卓治> タグ
日付
2023/06/28
タイトル ピクテ・ゴールド|金価格を見通すうえでの重要なポイント タグ
日付
2023/06/27
タイトル 【動画】ゴールド|ゴールドは2,000ドルを超え、最高値を更新するのか?<塚本 卓治> タグ
日付
2023/06/09
タイトル ピクテ・ゴールド|教養としての金投資 タグ
日付
2023/05/29
タイトル 【動画】ゴールド|金価格2000ドル割れの背景と今後の見通し<塚本 卓治> タグ
日付
2023/05/25
タイトル ピクテ・ゴールド|改めて注目したい株式と金の組合せ効果 タグ
日付
2023/05/18
タイトル ピクテ・ゴールド|金需要を後押しする中央銀行の積極的な金購入 タグ
日付
2023/05/01
タイトル ピクテ・ゴールド|米国の利上げサイクル終了後の金価格 タグ
日付
2023/04/25
タイトル 【動画】ゴールド| ゴールド2000ドル越え、この水準をどう見るべきか?<塚本 卓治>2023.4 タグ
日付
2023/04/20
タイトル ピクテ・ゴールド|金投資における為替ヘッジの要否を考える タグ
日付
2023/03/30
タイトル 【動画】ゴールド| 金価格の振り返りと今後の見通し<塚本 卓治>2023.3 タグ
日付
2023/03/28
タイトル ピクテ・ゴールド|金融不安を背景に金価格は11ヵ月ぶりの高値水準に ~今後の見通しと足元の動き~ タグ
日付
2023/02/28
タイトル 【動画】ゴールド|金を取り巻く投資環境 2023年の4つのシナリオと金価格の見通し<塚本 卓治> タグ
日付
2023/02/27
タイトル ピクテ・ゴールド|改めて注目したい株式と金の組合せ効果 タグ
日付
2023/02/13
タイトル ピクテ・ゴールド|米ドル指数が下落傾向を示す中、米ドルベースの金価格は反発~今後の見通しと足元の動き~ タグ
日付
2023/01/27
タイトル 【動画】ゴールド|2023年のマクロ経済・金融見通しと金価格の見通し <塚本 卓治> タグ
日付
2022/12/22
タイトル ピクテ・ゴールド|米国の利上げ終了後、金価格はどう動いてきたか~過去のデータで振り返る~ タグ
日付
2022/11/18
タイトル ピクテ・ゴールド|今、金に注目する背景とは ~米国金利と米ドルの上昇に変化の兆し タグ
日付
2022/07/14
タイトル ピクテ・ゴールド|金投資の方法を比較~“投資信託”と“現物” タグ
日付
2022/07/06
タイトル ピクテ・ゴールド|改めて注目したい株式と金の組合せ効果 タグ
日付
2022/03/28
タイトル ピクテ・ゴールド|高インフレ下の利上げ局面入りで、金価格はどうなる タグ
日付
2022/03/22
タイトル 「有事の金」だけじゃない、いま金に注目する背景とは タグ
日付
2022/02/10
タイトル 利上げ局面における金価格 タグ
もっと見る