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- 長期で物価を上回る上昇を見せてきた金価格
・金は歴史的にインフレ時のヘッジ手段として見なされてきた
・金価格は長期で米国や日本の物価を上回る上昇を示してきた
金にはどうして価値がある?
金は生産量が少なく希少性が高いほか、錆びることがなく、貴金属として永遠の価値を持つとされます。また、実物資産としてそのもの自体に価値を持つことから、インフレ時のヘッジ手段として見なされてきました。さらに、無国籍通貨としての側面を持ち、株式などのように発行体が存在せず信用リスクがないため、地政学リスクや信用不安などが高まる局面などでは資産の逃避先として評価されてきました。
インフレヘッジの手段としての金
長期的な金価格と物価指数の推移の比較をみると、金価格は米国の物価指数を上回る上昇を示してきました(図表1参照)。日本の物価指数との対比では、主要先進国の為替市場への協調介入(プラザ合意、1985年)などに伴う円高・米ドル安の影響から、円換算後の金価格が日本の物価指数を下回る期間がありましたが、1971年1月末以降の期間全体では日本の物価指数を上回る水準で推移しています(図表2参照)。
足元の世界の主要国のインフレ率は、急激な高まりを見せた2022年ごろの水準と比較すると落ち着きがみられていますが、今後については、世界経済の分断などを背景に高止まりすると予想されます。そのような環境において、金はインフレに対するヘッジ手段として選好される可能性があると考えられます。
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