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- バイオ|主要バイオ医薬品企業の2025年10-12月期決算と注目ポイント
●2025年10-12月期の主要バイオ医薬品企業の決算は、概ね堅調な内容
●主要バイオ医薬品企業は、肥満関連や炎症関連、がん関連など期待の新薬候補(パイプライン)の開発状況に注目が集まる
2025年10-12月期の主要バイオ医薬品企業の決算は、概ね堅調な内容
当ファンドが投資対象とするバイオ医薬品企業の2025年10-12月期の決算は概ね堅調な内容となりました。
当ファンドの組入上位の銘柄では、ギリアド・サイエンシズ(米国)、アムジェン(米国)、リジェネロン・ファーマシューティカルズ(米国)が売上高、利益ともに市場予想を上回る決算となりました。また、バーテックス・ファーマシューティカルズ(米国)、アストラゼネカ(英国)も、利益は市場予想を小幅に下回ったものの、売上高は市場予想を上回りました。
引き続き主要バイオ医薬品企業は、肥満関連や炎症関連、がん関連など期待の新薬候補(パイプライン)の開発状況に注目が集まっています。
ギリアド・サイエンシズ(米国)
2025年10-12月期の決算は、売上高、1株当たり利益(調整後)がともに市場予想を上回りました。売上高は、抗ウイルス剤ベクルリーなどは不振でしたが、同社の基幹領域であるHIV治療薬(ビクタルビなど)が前年同期比+6%、肝疾患領域の治療薬が同+17%と好調で、業績をけん引しました。1株当たり利益(調整後)は、研究開発費が負担となり、前年同期比ではマイナスとなりましたが、市場予想は上回りました。
同社は2026年、HIV予防薬と原発性胆汁性胆管炎薬の立ち上げに注力しつつ、HIV領域やがん領域のパイプラインも進展させる方針を示しています。また2026年2月に、CAR-T療法の開発を共同で進めていたアーセルクス(米国)を最大78億米ドルで買収し、がん領域の一層の強化を図っています。
バーテックス・ファーマシューティカルズ(米国)
2025年10-12月期の決算は、主力の嚢胞性線維症治療薬群でトリカフタ/カフトリオが安定的に推移していることに加え、新世代のアリフトレックの展開も進んでいることなどが寄与し、売上高が前年同期比+10%の31.9億米ドルとなり、市場予想も上回りました。一方、1株当たり利益(調整後)は、鎮痛薬ジュルナックスの立ち上げに伴う費用や複数のパイプラインの研究開発費の増加などが影響し、市場予想を小幅に下回りましたが、前年同期比では+26%の伸びとなりました。
嚢胞性線維症の新しい治療薬アリフトレックも引き続き好調な立ち上がりとなっています。また、嚢胞性線維症以外の領域への多角化を目指す同社は、鎮痛薬ジュルナックスと鎌状赤血球症などの遺伝子治療キャスジェビーなどをその中核に位置付け、2026年に両剤で5億米ドル超の売上を目標として掲げています。
アムジェン(米国)
2025年10-12月期の決算は、売上高、1株当たり利益がともに市場予想を上回りました。販売単価の低下を数量の増加が補い増収を達成し、利益率も改善しました。2025年通期では、13の治療薬が2桁増収を記録、14の治療薬が売上10億米ドル超のブロックバスターとなり、主力治療薬の移行が進んでいます。
注目度の高い肥満治療薬の分野では、マリタイドがフェーズⅡ、フェーズⅢの治験が進行していることに加え、作用機序の詳細があまり開示されていないAMG 513は初期段階の治験が進行中で、今後の発表が注目されます。
リジェネロン・ファーマシューティカルズ(米国)
2025年10-12月期の決算は、売上高、1株当たり利益(調整後)がともに市場予想を上回りました。引き続きぜんそく、アトピー性皮膚炎など炎症関連の治療薬デュピクセント(サノフィ(仏)との共同開発)やがん治療薬リブタヨが好調で増収に貢献しました。また加齢黄斑変性治療薬アイリーアについては、高用量への切替等により、当初の悲観的な見方ほどは弱くないとの評価がされています。
同社の株価は2024年9月以降、アイリーアのバイオシミラー(バイオ後続品)との競合などへの懸念などから下落基調で推移していましたが、アイリーアに対する悲観的な見方の後退や、主力のデュピクセントやがん治療薬リブタヨの販売が好調であるなどを背景に、2025年半ばを底に回復傾向にあります。
また、複数の有力なパイプラインの治験が進行していることも引き続き注目されています。
アストラゼネカ(英国)
2025年10-12月期の決算は、売上高が市場予想を上回り、前年同期比+4%の増収となりました。引き続き主力のがん領域が、前年同期比+22%の伸びとなり、全体の業績をけん引しました。一方、コア1株当たり利益は、市場予想を小幅に下回りました。なお2026年通期のガイダンスは、売上高は1桁%台半ば~後半、コア1株当たり利益は10%台前半の伸びを予想しています。
2025年はフェーズⅢ治験で16件のポジティブな結果と、日米欧などの主要市場において43件の承認を獲得しており、同社の開発力の高さを示した1年となりました。
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