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ESGエンゲージメントで、クリーンエネルギー・シフト(短縮版)
2021/01/29

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概要

地球温暖化の脅威に対応するためクリーンネルギー政策が本格化するなかで、風力・太陽光による発電コスト低下がクリーンエネルギーの拡大を後押ししています。当ファンドでは、ESG(環境、社会、ガバナンス)の観点も銘柄選別の要素に取り入れ、公益企業へのESGに関するエンゲージメント(対話)を通じて、クリーンエネルギー・シフトを働きかけています。



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エンゲージメントでクリーンエネルギー・シフトを後押し

当ファンドでは、公益企業の銘柄選別において、地球温暖化の脅威に対応するために二酸化炭素の排出量実質ゼロにむけて取り組み、クリーンネルギー政策の本格化や風力・太陽光の発電コスト低下によるクリーンエネルギー拡大の恩恵を受けると考えられる企業に注目しています。

また、持続可能性の高い社会を目指す取り組みは、結果として長期的に公益企業の評価や収益性を高めると考えており、銘柄選別をする上で、ESG(環境、社会、ガバナンス) 評価も重要な評価項目のひとつとしています。また、既にESGに積極的に取り組んでいる企業だけでなく、現在評価が低くても、今後積極的に取り組んでいく企業も評価しています。

更に、ESGについて評価するだけにとどまらず、大株主として、実際に企業訪問を行い、経営陣に対してエンゲージメント(対話)を行い、ESGの取り組みを促す働きかけを積極的に行っています。エンゲージメントとは経営陣などとの面談などを通じて短期的な業績拡大のみを追い求めるのではなく、中長期的な視点で企業に働きかけることで、当該企業の持続的な成長と企業価値向上を促す取り組みのことです。

ピクテでは長年に亘って、投資対象企業へのエンゲージメント(対話)を継続的に行ってきました。こうした取り組みに加えて、ピクテは2018年以降、機関投資家団体の気候変動イニシアチブ「クライメット・アクション100+」(CA100+)のメンバーとして、協働しています。

気候変動イニシアチブCA100+は、2017年12月に発足し、世界の450以上の投資家(運用資産総額:40兆ドル強)が参画しています。CA100+は気候変動関連リスクに晒されている、或いは、クリーンエネルギー社会への移行に最も大きな影響を及ぼす可能性のある161社の対象企業や政府などと投資家とのエンゲージメントを促進しています。

長きに亘る信頼関係とピクテのエンゲージメント

当ファンドの投資対象であるピクテ・グローバル・セレクション・ファンド-グローバル・ユーティリティーズ・エクィティ・ファンドの純資産総額は2020年11月末で約1.1兆円と世界の公益株式関連ファンドの純資産ランキングで2位*の規模となっています。  

*全世界の株式ファンドのうち主要クラス、アクティブ、業種重視型(公益事業)ファンド117ファンド中のランキング 出所:ブルームバーグ


ファンドの規模を反映して、当ファンドの各公益銘柄への投資額は上位10銘柄では、いずれも400億円前後となっており、各企業の上位株主となっています。

エンゲージメントを行った企業にドイツの2大電力企業のひとつRWEがあります。ピクテは同社の上位株主であり、2005年の当ファンドの設定来、企業訪問を長年行い良好な関係を築いています。また、同社は前述のCA100+の対象企業のひとつです。

エンゲージメント(対話)でRWEは2040年に向けて二酸化炭素排出量ゼロを目標に

2011年の東日本大震災をきっかけにしたドイツ政府の決定に伴う原子力発電所閉鎖に加え、2018年には、RWEと同国の競合であるエーオンと資産スワップ(交換)を発表し、エーオンは送電線事業のすべてを取得し、RWEは発電と電力取引に専念することになりました。これによりRWEの二酸化炭素排出量は2019年には対2012年比で51%低下しています。さらに、ピクテの直接およびCA100+を通じてのエンゲージメント(対話)の効果もあり同社は2019年秋には、2030年に対2012年比で二酸化炭素排出量を75%削減、2040年にはネットゼロを決定しました。これはパリ協定の目標年である2050年より前倒しの計画です。

 

これにより、二酸化炭素排出量が多い、石炭の発電容量および発電量は大きく低下しました。そして更に、2038年にはゼロとなる計画です。


 

RWE(ドイツ)


【会社概要】

ドイツの2大総合公益事業会社のうちのひとつ。ドイツ、英国、中東欧を中心に発電、電力取引を展開。クリーンエネルギーにも注力。世界各地とのエネルギー取引事業も行う。

【注目ポイント】

クリーンエネルギー部門買収などで積極的に、石炭中心の発電から転換を図る。

石炭発電所を閉鎖し、クリーンエネルギーの開発・所有者へと急速かつ積極的に移行。

実際、同社はバランスシートを強化するために資本を調達し、脱炭素化に向けてさらに迅速に動くことができるようにしている。

RWE利益と配当の実績と予想

2018年にRWEと同国の競合であるエーオン(ドイツ、総合公益事業)は資産スワップを発表し、エーオンは送電線事業のすべてを取得しました。一方、RWEはクリーンエネルギー発電資産を取得し、発電と電力取引に専念することになり、収益構造の改善を背景に、利益は回復しました。

バリュエーションと株価

利益見通しの改善は、バリュエーションの拡大要因となり、株価にもプラスに寄与する傾向がみられます。米国のクリーンエネルギーのリーディング企業であるネクステラ・エナジーのバリュエーション指標のひとつであるEV/予想EBITDAは利益の増加に伴い上昇し、株価も上昇しています。RWEのEV/予想EBITDAも石炭事業の売却などクリーンエネルギー化の進展に伴い拡大し、株価も上昇しています。

 

 


個別の銘柄・企業については、あくまでも参考であり、その銘柄・企業の売買を推奨するものではありません。


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