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- 2025年4-6月期の運用状況|市場回復の流れのなかで当ファンドの基準価額も上昇
●当ファンドは、インド企業の株式に厳選投資を行うアクティブ・ファンド。中長期的に、好リターンを目指す
●2025年4-6月期は、インド株式市場の回復の流れのなかで当ファンドも基準価額は上昇
●引き続き、中長期的に持続した成長が期待できる産業分野の、真の優良企業を厳選した上で投資を行っていく方針
インド企業の株式に厳選投資を行うアクティブ・ファンド
iTrustインド株式(以下、当ファンド)は、インド企業の株式に厳選投資を行うアクティブ・ファンドです。
株価指数などに連動した運用成果を目指すインデックス・ファンドとは異なり、ピクテのインド株式運用チーム(以下、運用チーム)が丹念な企業調査や現地調査を行い、その上で投資銘柄を厳選し、中長期的に好リターンを目指すファンドです。
運用チームは、インド出身で、20年以上の運用経験を持つ、まさにインドを知り尽くしたプラシャント・コタリがリード・マネージャーを務めています。
運用チームが、特に注目している分野は、①個人向け金融サービス、➁ヘルスケア、➂ITサービス、④インターネット・エコノミーの4つであり、足元のファンドの組入上位銘柄でも、これらの分野の企業が多くを占めています。
また、インド株式のおよそ85%をカバーする代表的な株価指数であるMSCIインド株価指数の構成銘柄と比較すると、MSCIインド株価指数は158銘柄であるのに対し、当ファンドは33銘柄に厳選されています。そのうち、MSCIインド株価指数との重複銘柄数は19銘柄、同指数対象外の組入銘柄数は14銘柄となっています。
※2025年6月末時点の状況
このように、当ファンドは運用チームの独自の視点で銘柄を厳選した上でポートフォリオを構築しているため、MSCIインド株価指数をはじめ、インドの代表的な株価指数の値動きと、大きく異なる局面もあります。
過去の実績によると、当ファンドの運用チームによる厳選投資の手法は、中長期的に好リターンを獲得してきました。当ファンドより長い運用実績をもつ、当ファンドの類似運用戦略のパフォーマンスをみると、短期的には上昇・下落を繰り返しながらも、中長期的には相対的に好パフォーマンスを示してきました。
当ファンドの2025年4-6月期のパフォーマンスについて
インド株式市場は2024年秋以降、2025年1-3月期にかけて下落基調となりました。しかし、2025年4-6月期は上昇に転じました。トランプ関税への懸念を巡る不確実性の高まりなどが、世界の株式市場の重荷となるなか、インドはトランプ関税によるマイナスの影響度が相対的に小さいとみられることや、金融緩和などの政策支援もあり、景気サイクルや企業業績の好転の兆しなども、インド株式市場の追い風となりました。
こうした市場環境下、当ファンドの2025年4-6月期の基準価額は、+5.5%の上昇となりました。
当該期間中の基準価額の上昇への寄与度が大きかった銘柄には、マックス・ファイナンシャル・サービシズ(金融)、ヒュンダイ・モーター・インディア(一般消費財・サービス)、エターナル(一般消費財・サービス)などでした。
一方、マイナス寄与となった主な銘柄には、ヴァルンヴィバレッジ(一般消費財・サービス)、コグニザント・テクノロジー・ソリューションズ(情報技術)、マンカインドファーマ(ヘルスケア)などがありました。
引き続き、真の優良企業に厳選投資
当ファンドの運用に際しては、今後も引き続き、インドの魅力的な人口動態や成長を後押しする政策などを背景に、中長期的に持続した成長が期待できる産業分野の、真の優良企業を厳選した上で投資を行っていく方針に変わりはありません。また、どんなに成長が期待できる企業でも、過度に割高な株価で取引されている場合には、投資を控える、あるいは投資比率を引き下げ、妥当と考えられる株価で取引されている他の優良企業に投資資金を振り向けます。
こうした投資方針をブレることなく、一貫して実行していくことが、中長期的に良好な投資成果を得るためには重要であると考えています。
【銘柄例】 エターナル(旧社名ゾマト)
~ 総合プラットフォーマーへと進化しつつあるフードデリバリー大手企業 ~
※エターナルは、当ファンドの2025年6月時点の組入第5位銘柄です。
エターナル(旧社名ゾマト)は2008年に創業した、消費者向けオンラインサービス提供企業です。
同社はレストラン情報サイトから出発し、2015年にはフードデリバリー事業に参入、2020年には「ウーバーイーツ」のインド事業を買収し、事業拡大を遂げてきました。さらに、2022年には食料品宅配(クイック・コマース)の「ブリンキット」を買収し、クイック・コマース分野でも事業を拡大しています。現在、同社はインドのフードデリバリー、クイック・コマースの両分野において、トップシェアを誇っています。
インドのデリバリー市場は、スマートフォンの普及と都市化の進展を追い風に、成長著しい分野であり、今後も拡大が期待されています。特に、生鮮食品や日用品の即時配送サービスは、都市部のミレニアル世代(1981年から1996年頃に生まれた世代)やZ世代(1990年代後半から2010年代初頭に生まれた世代)を中心に需要が拡大しています。
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