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- インド中銀が高額紙幣の流通停止を発表。その影響は?
●インド中銀は2,000ルピー札の流通停止を発表。ただし、2016年に偽札や脱税の対策などとして高額紙幣を突然廃止し、経済が大きく混乱した時とは異なり、影響は限定的とみられる
●高額紙幣廃止やキャッシュレス化のさらなる進展は、個人向け金融サービスの成長にとって追い風となる可能性
インド中銀が2,000ルピー札の流通停止を発表
2023年5月19日、インド中銀は2,000ルピー札の流通停止を発表しました。当面は法定通貨として使用できるものの、新規発行は終了する模様です。インドでは2016年に高額紙幣の突然の廃止で経済が混乱した記憶があります。
2016年の高額紙幣廃止は、偽札や脱税や汚職に絡んで流通するブラックマネー対策が目的とされていました。一方、今回の2,000ルピー札の流通停止は、前回とは目的が異なります。2,000ルピー札が取引にあまり使われていないことや、汚れた紙幣の流通防止が目的とされています。
また、前回の高額紙幣廃止の後、新型コロナウイルスの感染拡大をもあり、スマートフォンや携帯電話からQRコードなどを通じて簡単に支払いができる電子決済システムの普及が加速し、キャッシュレス化がいっそう進んでいます。
こうしたことから、今回の2,000ルピー札の流通停止による市場への影響は限定的であるとみられています。
※詳細は、2023年5月23日発行 「今日のヘッドライン」 “インド高額紙幣「停止」、悪夢は回避と考える理由”をご覧ください。
個人向け金融サービスの成長にとって追い風となる可能性
インドでは、金融分野、特に個人向けの金融サービスに成長余地が大きいとみられます。高額紙幣の廃止は、国民の銀行サービスの利用をいっそう促進させるものと考えられます。また、キャッシュレス化をはじめとした「デジタル」の活用により、既存の金融サービスの利便性や効率性が高まるだけでなく、今までになかった新たな金融サービスが誕生する可能性も期待されます。
※2023年1月6日発行 「ピクテ・ファンド・ウォッチ iTrustインド株式| 長期にわたる持続的な成長性に注目(2)金融関連分野 Vol.1」も併せてご覧ください。
※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。
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