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- ポラリス|2025年4月の運用状況と今後の見通し
足元の世界経済は、引き続き米国経済が世界全体を下支えする形で底堅い環境が続くものの米国トランプ政権の関税政策等の影響はこれから実体経済に及ぶと思われます。欧州や中国では景気底入れ感が見られる中、米国景気の下振れ懸念などの不安材料に一定の配慮をすべく、株式全体の組入比率を引き下げています。同様に、ポートフォリオのバランスを重視する目的で金の組入比率も一部引き下げています。一方で債券については、ポートフォリオ分散の強化のために組入比率の引き上げを実施しています。為替についても同様に、市場の円高リスクに配慮すべく円資産比率を引き上げています。ポラリスでは引き続き、中長期的に見た各資産の相対的なリスクプレミアムの魅力度を精査しながらポートフォリオのアロケーションを行います。
2025年4月の基準価額の推移
2025年4月30日のポラリスの基準価額は、前月末比311円下落(-1.7%)の17,515円となりました。
運用状況
2025年4月は、現地通貨ベースでは世界株式が下落した一方、金は大きく上昇、世界国債も上昇しました。また、為替はドルに対して円が上昇した一方、ユーロに対して円はほぼ横ばいとなりました。
当ファンドの資産配分比率
ポラリスは、株式、債券、金の組入比率の変更だけでなく、株式部分、債券部分それぞれが、特徴の異なる複数のファンドを投資対象としており、投資先ファンドの比率を変更することで、投資環境にあった細やかな運用を行っています。2025年4月は、株式、金の組入比率を引き下げ、債券、キャッシュ・短期金融商品等を引き上げました。
主な投資行動と振り返り
ポラリスでは、2025年4月末現在、株式と金を30%程度、債券を35%程度、組入れています。
運用チームの着眼点
・トランプ政権の関税政策等の影響はこれから実体経済に及ぶ可能性
・中国や欧州では景気底入れ感がみられる
・一方、米国景気の下振れ懸念などの不安材料には、一定の配慮が必要と判断し、バランスを重視したポートフォリオを構築
設定来の基準価額の推移
2025年4月30日のポラリスの基準価額は17,515円となり、設定来で+75.2%(年率+12.3%)上昇しています。
基準価額変動要因分析
基準価額の変動要因の内訳は、1)~3)市場要因(価格、金利、信用力等の変化による株式、債券、金の変動要因)、4)為替要因、5)分配金要因、および、6)その他です。
ポラリスと主要資産のリスク・リターン特性
ポラリスの設定来の年率のリスク(標準偏差)とリターンはそれぞれ9.9%、12.3%となっています。
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