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- 米国株式以外の選択肢として、「プレミアム・ブランド」
2025年年初来の株式市場では、投資家の関心が欧州株式や新興国株式など米国株式以外にも向かい始めています。こうしたなか、プレミアム・ブランド企業に投資を行う当ファンドは、欧州株式をご資産の一部として取り入れる1つの方法をご提供できると考えます。
2025年年初来、株式市場に変調の兆し ~米国株式1強から、投資家の関心は、欧州株式や新興国株式へ広がる~
2010年以降、米国株式は好パフォーマンスを示し、欧州株式や新興国株式などの主要株式を大きくアウトパフォームする状況が続いてきました。米国株式と、欧州株式および新興国株式のこうしたパフォーマンスの格差の背景には、世界金融危機(2008年)以降、市場をけん引してきたハイテク銘柄の株価指数における構成比率の違いや、中国経済との結びつき度合の違いなどがあると考えられます。
しかし、2025年年初来では、これまで好調であった米国株式が相対的に低調となった一方、出遅れ感があった欧州株式や新興国株式が相対的に良好なパフォーマンスを示しています(6月18日時点)。
こうした背景の1つには、これまでの株価上昇により米国株式のバリュエーション(投資価値評価)水準に割高感がみられる一方、出遅れていた欧州株式や新興国株式が相対的に魅力的な水準にとどまっていることがあります。さらに、各国・地域経済に対する見方の違いなどもあると考えられます。米国経済に対しては、トランプ関税が景気後退を引き起こすリスクや財政悪化を巡る懸念が高まっている一方、欧州経済はドイツの大型経済政策や欧州中央銀行(ECB)による利下げ継続などが追い風になると期待されているほか、中国経済についても、政策効果などによりいずれかの時点で景気回復に向かうと期待されています。
「プレミアム・ブランド」という切り口で、欧州株式をご資産の一部に取り入れる
一般に、株式投資では米国株式が中心となりがちです。しかし、2025年年初以降の株式市場では、これまでのような「米国株式1強」から変調の兆しがみられ、投資家の関心は、欧州株式や新興国株式など、米国株式以外に向き始めている模様です。
欧州株式については、米国株式ほど馴染みがなく、イメージがつかみにくいかもしれません。そうしたなかで、当ファンドは欧州株式をご資産の一部に取り入れる方法の1つになる可能性があると考えられます。当ファンドの投資対象であるプレミアム・ブランド企業群のなかには、世界的に名の知れた、欧州を起源とする企業が比較的多く存在しています。2025年5月末時点の当ファンドの国別組入比率をみると、ユーロ圏、英国、スイスなどの欧州の組入比率が合計で約54%となっています。
堅調な利益成長が予想されている、プレミアム・ブランド企業
足元の企業利益の成長率予想について、ユーロ圏の企業同士で比較すると、当ファンドが2025年5月末時点で保有するユーロ圏のプレミアム・ブランド企業の平均は、ユーロ圏企業平均を上回る成長が予想されています。また、当ファンドの保有全銘柄(2025年5月末時点)の平均は、AI(人工知能)などのハイテク銘柄にけん引される米国企業平均に比べて、遜色のない成長が予想されています(予想はすべて、I/B/E/S集計アナリスト予想値、2025年6月18日時点)。
プレミアム・ブランド企業は、消費関連企業であり、また、多くが輸出企業です。景気の先行きに対する不透明感やトランプ関税を巡る懸念が残るなかでも、現時点では比較的、良好な利益成長が予想されている背景には、富裕層の顧客を中心に底堅い需要が下支えになるとみられるほか、価格決定力があることで高収益性を比較的維持しやすいと考えられること、さらに、中国市場の回復への期待などがあると考えられます。
中長期的には、新興国の人々の購買力向上などが、プレミアム・ブランド需要を一段と拡大させる原動力になる可能性があるとの見方には変わりがありません。
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