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- 時代の変化を反映しつつも、変わらぬ投資哲学が導く、ピクテのプレミアム・ブランド株式運用の真価
●心を満たしてくれる消費へのニーズは、昔から変わらず存在
●ただし、時代とともに価値観は変化し、物質的な豊かさから、精神的な豊かさを求める動き
●ピクテのプレミアム・ブランド株式運用は、時代の変化も反映しつつも、設定来、変わらぬ運用哲学のもと、20年におよぶ運用実績
心を満たしてくれる消費へのニーズは、昔から変わらず存在
生活必需品ではないものの、幸福感や優越感などの特別な感情をもたらし、心を満たしてくれる消費へのニーズは、最近生まれたものではなく、少なくとも数百年前から存在していたと考えられます。
こうした顧客の願いを叶える商品を提供してきたのが、当ファンドの投資対象の中核である高級ブランド企業といえるでしょう。高級ブランド企業、あるいは、その傘下のブランドは長年にわたって高品質で、革新性や芸術性に優れた魅力的な商品を提供し、顧客から厚く信頼されています。
また、こうした高級ブランド企業(あるいは、ブランド)は、長い歴史を持っている場合が多くみられます。
時代とともに価値観は変化|物質的な豊かさから、精神的な豊かさを求める動き
時代とともに、社会構造や人々の価値観は変化します。今や、幸福感や優越感などの特別な感情をもたらす消費は、高級ブランド商品の購入にとどまらず、旅行やレジャーといったかけがえのない経験に価値を見出す人々が増えています。
また、質の高いライフスタイルを求め、ヨガやジョギングなどのスポーツやオーガニック食品、美容などへの関心も高まっています。
特に、物質的な豊かさを十分に享受してきた富裕層を中心に、精神的な豊かさをもたらす経験や生活の質向上に関連した消費ニーズは拡大しています。
当ファンドの投資対象である『プレミアム・ブランド企業』には、高級ブランド企業に限らず、「経験するラグジュアリー」や「質の高いライフスタイル」を提供する企業も含まれます。
運用開始から20年、ピクテのプレミアム・ブランド株式運用 ~時代の変化も反映しつつも、設定来、変わらぬ運用哲学~
当ファンドは、2006年6月30日に設定されました。また、当ファンドと同様の運用を行うルクセンブルグ籍の類似ファンドは、2005年5月31日に設定され、20年におよぶ運用実績があります。
当ファンドを含むピクテのプレミアム・ブランド株式運用は運用開始以来、キャロライン・レイルが一貫してリード・マネージャーを担当しています。また、強力なブランド力を背景に、成長性や高い収益性を実現する企業群を投資対象とし、そのなかでも特に確信度の高い銘柄を選別したうえで、長期投資を行うという手法を設定来、一貫して実践しています。
同時に、プレミアム・ブランド企業を取り巻く市場環境や消費者の嗜好は変化を続けているため、こうした変化を反映して投資対象候補銘柄の特定基準の検証・調整も行ってまいりました。今後も、変化に対応したファインチューニングを続けることで、プレミアム・ブランド株式運用の有効性を維持し、中長期的に好リターンを目指す方針です。
【ご参考】 「アドバイザリー・ボード」の活用~長期的に投資テーマの有効性を維持~
ピクテのテーマ株式の運用チームでは、投資テーマに関連したトレンドを見極めるうえで、各投資テーマの専門家(産業界、学術界など外部から招聘)からなるアドバイザリー・ボードを活用しています。
ピクテのプレミアム・ブランド株式運用チームにおける例
ピクテのテーマ株式運用の1つであるプレミアム・ブランド株式運用チームも、アドバイザリー・ボードとの定期的なミーティングを持ち、業界動向に関する助言を受けています。
時間の経過とともに生じる産業構造や消費トレンドなどの変化をしっかりととらえ、投資対象候補銘柄の特定に反映していくことは、最終的には投資リターンという結果につながる重要なプロセスです。このプロセスにおいて、アドバイザリー・ボードの助言は大いに活用されてきました。
例えば、「デジタルの活用」という切り口です。いまでこそ、高級ブランド企業でもオンライン販売を行っており、オンライン販売は多くの消費関連企業にとって重要な販路の1つになっています。しかし、十数年前、高級ブランドのバッグや宝飾品がオンライン販売されることについて懐疑的な見方がありました。また、SNSなどを活用してより若い世代のファンを獲得する戦略なども、今や多くのプレミアム・ブランド企業の事業成功にとって重要になっています。プレミアム・ブランド企業における「デジタルの活用」の重要性については、およそ10年前からアドバイザリー・ボードとの会合で議論されており、投資対象候補銘柄の特定において重視すべき項目の1つとして考慮されてきました。
Q: ピクテのプレミアム・ブランド株式運用の他との違い、強みはどこにありますか?
A: 明確で安定した投資スタイルを一貫して継続してきたことが、受益者様や投資先企業の経営陣からの信頼につながっている点にあると考えています。
強力なブランド力を背景に、成長性や高い収益性を実現する企業群を投資対象とし、そのなかでも特に確信度の高い銘柄を選別したうえで、長期投資を行うという手法を一貫して継続してきました。こうした明確で安定した投資手法に、信頼を寄せてくださる受益者様もいらっしゃいます。
また、長期的な投資スタンスは、投資先企業の経営陣からの信頼を得ることにもつながっています。実際、多くの投資先企業の経営幹部と有意義な議論を行う機会に恵まれてきました。例えば、モンクレール(イタリア、2013年12月上場)や、ブルネロ・クチネリ(イタリア、2012年4月上場)の経営陣とは、新規株式公開(IPO)時より、長期的な企業価値の向上に向けた建設的な対話(エンゲージメント)を行ってきました。両企業の株式にはIPO時から投資を開始しましたが、時間をかけて株価は上昇し、投資リターンの獲得にもつながっています。
Q: 運用開始から20年。今なお、プレミアム・ブランドに対する情熱は変わりませんか?
A: プレミアム・ブランドという投資テーマに対する確信は深まるばかりです。投資先企業の経営陣と対話を重ねることでより理解を深め、運用成果に結びつけていくことを目指します。
大量生産・大量消費の商品が溢れる世界で、プレミアム・ブランドは輝きをさらに増していると考えています。多くの消費者は、消費にあたって信頼できる指針のようなものを求めていると思います。そのなかで、プレミアム・ブランド企業は、ブランドに見合う高い品質の洗練された商品、卓越したサービスを提供し続けているために、消費者から信頼され、求められる存在です。プレミアム・ブランドの世界を知れば知るほど、この投資テーマに対する私の確信は深まり、携わり続けることに喜びを感じます。
過去20年間、投資先企業との対話では、創造性やノウハウ、企業の存続などに関する非常に興味深い話を聞く機会も多くありました。エルメス・インターナショナル(フランス)やフェラーリ(イタリア)をはじめ多くの象徴的な高級ブランド企業は、家族経営のスタートアップ企業として始まりましたが、その後、世界的に認知され、今なお輝き続ける優良企業です。経営陣との対話を通じて、高級ブランドをはじめプレミアム・ブランド企業の成功で重要なのは、経営陣が組織や事業の将来的な明確なビジョンを描き、それが組織で共有されていること、そして、規律をもった業務運営が遂行されていることにあると、確信しました。
今後も、ブランド形成のカギとなる要素や世界的に認知され、評価を得ていくプロセスをより深く理解していくため、投資先企業の経営陣と対話を意欲的に続けていきたいと考えています。そして、それを銘柄選定に活かし、運用成果に結びつけていくことを目指してまいります。
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