ブースト・アップ

シニア・フェロー市川眞一が政治や経済情勢を独自の視点で分析します。

3月12日

投資と分散

日本の家計による金融資産は現預金が54%を占め、インフレには極めて脆弱な状況だ。社会保障制度から考えた場合、日本も現預金、株式・投資信託、年金・保険間で1対1対1の配分を目指すべきではないか。一方、足下の株式市場においては、物色の対象が半導体関連に一極集中しており、高所恐怖症を感じる投資家も少なくないと見られる。