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岐路に立つ米国金融政策

9月16、17日のFOMCで、FRBは0.25%の追加利下げに踏み切った。8月22日、ジャクソンホール会議の講演において、ジェローム・パウエル議長は明確な利下げ再開のシグナルを発しており、この決定に違和感はない。ただし、トランプ政権による関税・移民政策の影響を金融政策で緩和するのは難しく、雇用の最大化と物価の安定の狭間で、FRBは困難な課題に直面していると言えよう。